ティーレマン&ドレスデン~ワーグナー“ニュルンベルクのマイスタージンガー”全曲
ティーレマン余裕の喜劇。
充実の極み、新演出による「マイスタージンガー」登場!
2012年よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者を務めるクリスティアン・ティーレマン。彼らが2019年のザルツブルク・イースター音楽祭で上演したワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」がCD登場となります。
イェンス=ダニエル・ヘルツォークの演出、ザルツブルク・イースター音楽祭、ドレスデンのゼンパーオーパー、東京文化会館の国際共同制作で、当録音の2019年4月13日にプルミエが行なわれ、大成功を収めました。本来なら今年2020年6月14日から大野和士指揮で東京でも上演が予定されていましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で残念ながら中止となりました。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、ワーグナーの作品で登場人物が誰も死なない唯一の喜劇。ティーレマンは「融和、和解と寛容への完全な意思表明で、最も今日的なテーマ」としています。ヘルツォークの演出も時代を現代に移し、劇中劇でいろいろな問題提起を行なっていて考えさせられます。
ティーレマンの音楽作りは大きく、前奏曲冒頭から圧倒されます。また歌手陣がみな芸達者で、抱腹絶倒な掛け合いと美しい歌声で存分に楽しませてくれます。
(キングインターナショナル)
PH20059(4CD)
72'03"/77'36"/72'32"/52'09"
エディション・シュターツカペレ・ドレスデン
ワーグナー:歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(全3幕)
【演奏】
ハンス・ザックス:ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ファイト・ボーグナー:ヴィターリー・コヴァリョフ(バス)
クンツ・フォーゲルゲザング:イウリエ・チョバヌ(テノール)
コンラート・ナハティガル:ギュンター・ハウマー(バス)
ジクストゥス・ベックメッサー:アドリアン・エレート(バス)
フリッツ・コートナー:レヴァンテ・パール(バス)
バルタザール・ツォルン:マルクス・ミーゼンベルガー(テノール)
ウルリヒ・アイスリンガー:パトリック・フォーゲル(テノール)、
アウグスティン・モーザー:アダム・フランスン(テノール)
ヘルマン・オルテル:ルパート・グレシンガー(バス)
ハンス・シュヴァルツ:クリスティアン・ヒューブナー(バス)
ハンス・フォルツ:ロマン・アスタホフ(バス)
ヴァルター・フォン・シュトルツィング:クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)
ダーヴィット:ゼバスチャン・コールヘップ(テノール)
エーファ:ジャクリーン・ワーグナー(ソプラノ)
マグダレーネ:クリスタ・メイヤー(メゾソプラノ)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン、ドレスデン・シュターツオーパー合唱団、ザルツブルク・バッハ合唱団
【録音】
2019年4月13日、22日/ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)