世界初演!ユロフスキ&ロンドン・フィル~ウラジーミル・マルティノフ:ユートピア交響曲
中国の自由哲学の「タオ(道)」に触発された
マルティノフの「ユートピア交響曲」
ユロフスキ&ロンドン・フィルが世界初演!
モスクワ生まれの作曲家ウラジーミル・マルティノフ(1946~)の作品「ユートピア交響曲」の世界初録音。
ウラジーミル・マルティノフは、1973年にスクリャービン博物館の電子音楽スタジオの職に就くなど、ロシア・アヴァンギャルドの系譜を受け継ぐスタイル。また1970年代後半からは神学、哲学、宗教史などを研究し、ロシア正教をテーマにした作品を発表しています。
本作「ユートピア交響曲」は、中国哲学の「タオ(道)」のテキストに触発された作品で、シンガポールの外交官であるマイケル・テイ氏がロシア大使として赴任したことがきっかけでした。テイ氏がモスクワで行われたマルティノフの合唱とオーケストラのための作品「ダンテの新生」を聴き感動、シンガポールのための祝祭の交響曲を書いてくれないかと打診。その後マルティノフはシンガポールを訪れ、作曲に取り掛かったといいます。
本盤は、ウラディーミル・ユロフスキ率いるロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が初演し、2019年ロンドンのアビーロード・スタジオで録音されました。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ウラジーミル・マルティノフ(1946-):ユートピア交響曲
第1部(24’38)
第2部(22’42)
【演奏】
ジュン・ホン・ロー(ヴァイオリン)
ネヴィル・クリード(話し手&合唱指揮)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(コンサートマスター:ケヴィン・リン)
【録音】
2019年11月、アビーロード・スタジオ、ロンドン
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年10月09日 00:00