ブルーミナ&フォーグラー四重奏団~グレゴリー・フリード:室内楽作品集
世界初録音
モノドラマ《アンネ・フランクの日記》で知られるロシアの作曲家グレゴリー・フリード。スターリン政権下、家族を失い国外追放となった彼の作品には常に不安な社会情勢が反映されています。彼は3つの交響曲をはじめ、室内楽曲、器楽曲、映画音楽やラジオ番組のための劇音楽など数多くの作品を書きましたが、楽譜が散逸してしまったため、ほとんど知られていません。
このアルバムでは世界初録音となる2曲の室内楽作品を収録。どちらもショスタコーヴィチの影響が感じられる重苦しい雰囲気の中に、時折親しみやすい旋律が顔を見せるというフリード独自の作風に拠っています。
近代ロシア作品を得意とするピアニスト、ブルーミナとフォーグラー四重奏団の演奏で。
(ナクソス・ジャパン)
『グリゴリー・フリード:室内楽作品集』
【曲目】
グリゴリー・フリード(1915-2012):
1-4. フェードラ Op.78 No.1(1985)- ヴィオラ、2つのヴァイオリン、チェロ、ピアノのために
5-7. ピアノ五重奏曲 Op.72(1981)
【演奏】
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)
フォーグラー四重奏団
[メンバー]
ティム・フォーグラー(第1ヴァイオリン)
フランク・ライネッケ(第2ヴァイオリン)
シュテファン・フェーラント(ヴィオラ)
シュテファン・フォルク(チェロ)
【録音】
2018年12月11-13日
ベルリン、イエス=キリスト教会、ドイツ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月06日 00:00