サンドリーヌ・ピオーが歌う管弦楽伴奏のドイツ歌曲集!『光と影』~R.シュトラウス:4つの最後の歌、ほか
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
ピオーが描く、ドイツ歌曲の陰影法
フランスの歌姫ピオーが歌う管弦楽伴奏のドイツ歌曲集。「4つの最後の歌」「あすの朝」「7つの初期の歌」などの有名曲、そしてリヒャルト・シュトラウスが最後に残した歌曲とされる「あおい」が聴けるのが大きな魅力です。
アルバム・タイトルの「CLAIR-OBSCUR(クレール-オブスキュール)」は、絵画における明暗法あるいは陰影法を指す言葉ですが、光と影など相反するものの対比や移り変わりなどにピオー自身がこだわりを持ち続けているということで、ここに彼女の母国語であるフランス語がわざわざ使われているのもその内面を表現してのことでしょう。それぞれの歌曲に描かれた光と影を敏感に感じ取り、滑らかな歌声と持ち前の技術と表現力で丁重に歌い上げています。
指揮はパリ国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者でもあるジャン=フランソワ・ヴェルディエで、管弦楽は彼が音楽監督を務めるヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団です。
オリジナル・ブックレットには、陰影法が印象的な有名絵画の図案を多数掲載しています。
(ナクソス・ジャパン)
『光と影』~R.シュトラウス:4つの最後の歌、ほか
【曲目】
アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
1. 森での対話 - ソプラノ、2つのホルン、ハープとヴァイオリンのためのバラード
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
2. あすの朝 Op. 27-4
3. わが子に Op. 37-3
アルバン・ベルク(1885-1935):7つの初期の歌
4. I 夜
5. II 葦の歌
6. III 夜鳴きうぐいす
7. IV 夢を抱いて
8. V この部屋で
9. VI 愛の賛歌
10. VII 夏の日々
リヒャルト・シュトラウス: 4つの最後の歌
11. I 春
12. II 九月
13. III 眠りにつくとき
14. IV 夕映えの中で
15. あおい
【演奏】
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
【録音】
2020年3月
ブザンソン国立地方音楽院オーディトリアム
[日本語解説・歌詞訳付き]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月26日 00:00