イスラエルの注目アンサンブル「マルチピアノ・アンサンブル」がHyperionに登場!モーツァルト:複数台ピアノのための協奏曲全集
イスラエルの注目アンサンブル、「マルチピアノ・アンサンブル」がHyperionに登場!
「マルチピアノ・アンサンブル」は、テル・アビブ大学とイスラエル・フィルが共同運営するブッフマン=メータ音楽学校(BMSM)傘下のプロジェクトとして2011年に発足した、イスラエルの注目アンサンブル。
4手連弾から複数台の鍵盤楽器、あるいは複数台ピアノと別の楽器の組み合わせなど、とにかく「マルチピアノ」に特化したユニークな編成のアンサンブルで、マルチピアノのためのオリジナル作品から様々なアレンジ作品、新発見の作品や補筆完成させた作品などに取り組み、イスラエルの著名なピアニスト、トメル・レフ(BMSM学長)をフィーチャーしたパフォーマンスで、国際的な注目を集めてきました。
期待のレコーディング第1弾は、モーツァルトの「複数台ピアノ」のための協奏曲全集。注目は、1781年ころに書かれたとされ、未完の断片のみが残された「ラルゲットとアレグロ」。世代を超えて多くのピアニスト、作曲家、音楽学者らがこの作品に魅了され、古くはマクシミリアン・シュタードラー(1748-1833)から、20世紀後半にはパウル・バドゥラ=スコダやロバーロ・レヴィンなどによって「2台のピアノのため」の完成版が作られてきましたが、このアルバムではトメル・レフが「オーケストラを伴う2台のピアノを対象としていた可能性」を探り、「2台のピアノと管弦楽のため」として、補筆・完成させたバージョン(世界初録音)が収録されています。
(東京エムプラス)
『モーツァルト:複数台ピアノのための協奏曲全集』
【曲目】
モーツァルト:
3台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調 K.242*†‡
2台のピアノと管弦楽のためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調(補筆完成:トメル・レフ/世界初録音)*§
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ホ長調 K.365‡*
【演奏】
マルチピアノ・アンサンブル〔トメル・レフ(ピアノ)*、ダニエル・ボロヴィツキー(ピアノ)†、ベレニカ・グリックスマン(ピアノ)‡、アーロン・カリフ(ピアノ)§〕
イギリス室内管弦楽団
【録音】
2014年9月13日-14日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
[日本語曲目表記オビ付き]
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:トメル・レフ(日本語訳:TEXTRAVAUX)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月27日 00:00