ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ&ジャン=フランソワ・エッセールがシュトックハウゼンの大作“マントラ”に挑む!
ヌーブルジェがシュトックハウゼンの問題作に挑戦。
納得の凄さ!
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ久々の新譜は、ベテランのジャン=フランソワ・エッセールとのデュオによるシュトックハウゼンの大作「マントラ」。2台のピアノをエレクトロニクスが集音し、変調させる衝撃作。この難物にヌーブルジェとエッセールがどのように挑んでいるのか興味津々です。
「マントラ」は1970年にシュトックハウゼンが大阪万博のために来日し、京都や奈良の仏閣を散策、瞑想した際にインスピレーションを受けて作曲したとされます。ピアニストは打楽器も奏しますが、変調された音は木魚やおりんを思わせ、東洋的な精神性を感じさせます。
非常な難曲ですが、ヌーブルジェの冴えた演奏はどの録音よりも新鮮な発見に満ち、エレクトロニクスの効果もますます光ります。
(キングインターナショナル)
【曲目】
シュトックハウゼン:マントラ
【演奏】
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ&ジャン=フランソワ・エッセール(2台ピアノ)
セルジュ・ルムトン(エレクトロニクス)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年03月17日 00:00