島裕介|日本の現代ジャズの先端を駆け抜けるトランペット・フルート奏者/プロデューサーが主宰するプロジェクト〈Silent Jazz Case〉の第4弾がPlaywrightからリリース
今、リリースの度に話題騒然!ストリーミング、殊Spotifyにおいては公式プレイリスト「Modern Jazz Japan」や「All New Jazz」のカバーアーティストに選ばれ、日本国内に止まらずアメリカ、カナダ、ブラジル、ドイツ、フランス、台湾をはじめ91ヶ国以上から55万人を超えるユーザーが島の生み出す楽曲を聴いている。
島が主宰する〈Silent Jazz Case〉、次世代を担う若手ジャズミュージシャンが参加するショーケース的な魅力もあるこのシリーズは、今作も強力な布陣で組まれた。グラスパーらと同じく名門New Schoolでジャズを学び、SAPPORO CITY JAZZ 2015でグランプリを獲得した世界で活躍するピアノ界のニュースター河野祐亮や、2.5次元ミュージカル信長の野望~炎舞~や風雲新撰組の劇伴など様々な現場での演奏経験、横浜アリーナの出演歴を持ち年間100本以上の演奏をこなす要注目のベーシスト杉浦睦、幼少期にアメリカ・デトロイトで暮らし米国の文化を色濃く感じる強力なビートとテクニックで国内外のジャズ/R&B界のトップミュージシャンと共演を果たすマルチ・プレイヤー大津惇が参加。
Playwrightからリリースされた『Prayer』(規格品番PWT-58)で記憶に新しい日本のジャジー/メロウ・ヒップホップを代表するre:plusと島のコラボは今回も収められている―(7)Walk in a back alleyは強力なメロディー&ビートメイカーのタッグが生んだ雄大で美しい世界が温かいサウンドで描かれた名曲。先行でシングル配信された(1)Adhesion、(4)Grand Central NYの再生数は優に70,000回を超える勢いで聴かれている。リードトラックの(3)Japan Beautyは管とピアノの甘美な音色が、日本の情景美を表現した芸術的な1曲。また、75年ボビー・ハッチャーソンがラテン系サウンドと親和した名盤の表題になるメロウ・ジャズ曲(11)「Montara」をカヴァー、島が自奏するトランペット・フルート・フリューゲルホルン・トロンボーンのアンサンブルによる柔軟な音の広がりと浮遊感に、楽器の魅力が存分に映し出された。
ジャズ・ヒップホップ・R&B・アンビエントを通過したクールなサウンドに侘び寂びのメロディーを忍ばせ纏め上げる、島のサウンドデザイン力が遺憾なく発揮された今作、リスナーをまだ見ぬ世界へ誘うように、様々な街並みや美しい情景を想像させる渾身の1枚!
収録曲: 01. Adhesion 02. Stick to Just Cooperation 03. Japan Beauty 04. Grand Central NY 05. Never Die Miles 06. Sunrise on the Bell 07. Walk in a back alley 08. Alter Three 09. 出雲聖水 10. Chillin' Kawasaki 11. Montara ※cover 12. Silentloop 2.7 (band set)
演奏: 島裕介 (tp, flh, fl, tb) 河野祐亮 (pf) M-1~6,8~10,12 杉浦睦 (ba) M-1~5,8~10,12 大津惇 (ds) M-1~5,8~10,12 re:plus (track) M-7
掲載: 2021年05月10日 12:47