“ブルックナー指揮者”ゲルト・シャラーがブラームスの交響曲第2番に挑戦!
シャラーがブラームスでも才気発揮!
こんなに爽やかなブラームス2番を聴いたことがなかった!!
ゲルト・シャーラーとフィルハーモニー・フェスティヴァといえば、ブルックナー作品の意欲的なシリーズのイメージがありますが、今回ブラームスの交響曲第2番に挑戦。しかしさすが才気煥発でこだわりの強いシャラー、ブラームスでも普通の演奏に甘んじることはありません。
ブラームスの交響曲は重厚な演奏が主流ですが、第2番はオーストリア南部ヴェルター湖畔で避暑休暇中に作曲されたもので、牧歌的で明るい色彩に満ちています。それゆえ総勢53名の小編成なフィルハーモニー・フェスティヴァの響きは合っていると申せましょう。
ブラームスは弦が木管を上回らない小さなオーケストラを好んだとされ、ここではピリオド楽器やその奏法によることなく、彼の意図再現を試みました。聴き馴染んだ音ではないもののとても爽快で、新鮮きわまりない世界が広がります。
バートキッシンゲンの歴史的なマックス・リットマン・ホールの音響にも注目。桜材パネルで強化された柔らかい響きが素晴らしい効果を生んでいます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
【演奏】
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
【録音】
2016年1月11日
マックス・リットマン・ザール
(バート・キッシンゲン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年06月16日 12:00