ゲルト・シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァ/ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(1877年第2版)
曲の素晴らしさを再認識。
シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァが
ブルックナーの交響曲第2番1877年版に挑戦!
2024年のブルックナー・イヤーに向けて交響曲全版の網羅的な録音を進めるゲルト・シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァが、第2番の1877年第2版に挑戦しました。彼らは同曲の1872年(キャラガン校訂)原典版を2011年7月にライヴ録音していますが、ひとまわりを経て第2版演奏が実現しました。
ブルックナーの交響曲第2番は1872年版初演後、いつものように細かい修正を続けますが、1876年に大幅な改訂が行われ最終的な理想形を目指しました。今回それを演奏・録音しましたが、いろいろな意味で前作とは大きく変化しています。
全体の長さはさほど違いがありませんが、第2楽章と第3楽章が逆になっているのと、1877年版は非常にコンパクトでバランスが良くなっています。シャラーはこの曲がなぜあまり演奏されないのか謎であるとし、「傑作だ!」と結んでいます。ますます大きくなったシャラーの解釈、作品観の変わる力演にご期待ください。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(1877年第2版)
【演奏】
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
【録音】
2023年10月1日/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER
掲載: 2023年11月24日 15:00