ガランチャ、ティーレマン&ウィーン・フィル/ライヴ・フロム・ザルツブルク
昨年と今年のザルツブルク音楽祭でライヴ録音された濃密な歌曲
メッゾ・ソプラノ歌手エリーナ・ガランチャが、2020年と2021年の夏、クリスティアン・ティーレマン指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともにザルツブルク音楽祭に出演しました。どちらもパンデミックという特別な状況の中で行われています。そのライヴ録音がドイツ・グラモフォンよりリリースされます。収録曲はワーグナーの『ヴェーゼンドンク歌曲集』とマーラーの『リュッケルト歌曲集』です。
エリーナ・ガランチャは歌曲を「最も内面的な形の音楽表現」ととらえ、この2つのザルツブルクのコンサートで、これらのオーケストラ伴奏の歌曲の内面性を表現し、音楽の本質に立ち返っています。ガランチャの艶のある低い声域と、楽々と発せられる高音で、多彩な描写を探り、完璧な歌詞のアーティキュレーションと濃密な情感を聴き手に印象付けています。ティーレマンの指揮がソリストとオーケストラの間のバランスを公平に保ちながら、その個性的な声の力にオーケストラの響きの音色と深みを与え、これらの歌を濃密なアリアに変えています。
(ユニバーサルミュージック)
『ライヴ・フロム・ザルツブルク』
【曲目】
ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』
1) 天使
2) とまれ
3) 温室にて
4) 悩み(心痛)
5) 夢
マーラー:『リュッケルトの詩による5つの歌曲』
6) 私は仄かな香りを吸い込んだ
7)美しさゆえに愛するのなら
8) 真夜中に
9) 私の歌を覗き見しないで
10) 私はこの世に捨てられて
(管弦楽編:F.Motti[1-4]、ワーグナー[5]、マーラー[6, 8-10]、M.Puttmann[7])
【演奏】
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2020年8月19-22日(1-5)
2021年7月31日-8月3日(6-10)
ザルツブルク
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1987年夏、ザルツブルク音楽祭のウィーン・フィルとのマチネー・コンサートのライヴ録音で、ライヴならではの気迫と熱気が漲る完成度の高い演奏を展開しています。意外にもカラヤンと初共演となった絶頂期のノーマンによるイゾルデの愛の死も圧巻。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)
(1)歌劇《タンホイザー》序曲
(2)ジークフリート牧歌
(3)楽劇《トリスタンとイゾルデ》から 第1幕前奏曲
(4)楽劇《トリスタンとイゾルデ》から イゾルデの愛の死
【演奏】
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)(4)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
【録音】
1987年8月15日 ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年11月10日 00:00