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フュジェ&レゼポペーの新録音はリュリのグラン・モテ3曲!傑作“ミゼレーレ”収録


[Château de Versailles Spectacles 公式チャンネルより]

本場ヴェルサイユ発!傑作『ミゼレーレ』他、初期から晩期までリュリ教会音楽の神髄

「偉大なる世紀」と呼ばれるルイ14世治世下の17世紀フランスで、王の絶大な信頼のもとフランス宮廷音楽の理想形を作り上げた立役者ジャン=バティスト・リュリ。しかしながら、近年復権めざましい彼のオペラ群に対し、器楽と声楽が比類なく美しい交錯をみせるグラン・モテ(宗教曲)の数々は、後続世代の作曲家たちにも刺激を与えた重要な存在でありながら、意外なまでに録音が出てきません。

その復権に意欲的な俊才ステファーヌ・フュジェは今回のアルバムで、最初期・中期・後期から3曲を厳選。フランス生粋の古楽器楽団による本格新録音はいずれも実に貴重です。
復元型の大型ヴィオラやバス・ド・ヴィオロンが活躍する総勢24名の弦楽合奏や古雅な低音管楽器セルパン、2台ずつのテオルボと鍵盤の参加など、フランス17世紀流儀を妥協なく追求した彼らが作り上げる響きは『ミゼレーレ』の冒頭から本格的かつ圧倒的なもの。
風格漂う歌唱も隅々まで美しく、折々ソロを交えながらの声楽陣には、アラルコン指揮の《セメレ》(RIC437)でもキューピッド役で登場しているグワンドリーヌ・ブロンデールや、実力派ブノワ・アルヌー、中世から現代まで歌いこなす異才マルク・モイヨンなど、新旧世代の才人も多数参加。
さらに、2021年12月の寺神戸亮指揮によるラモー『アナクレオン』(北とぴあ)に出演した湯川亜也子、フランスとベルギーで多忙な活躍をみせる坂本久美など日本人歌手の参与も。

ルイ14世の晩年に完成したヴェルサイユの礼拝堂に響きわたる充実解釈を、自然な場の佇まいとともに収めた名技師フレデリク・ブリアンのエンジニアリングも見事です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):グラン・モテ
1-12. わたしを憐れんでください、主よ(ミゼレーレ)
13-20. なにゆえ諸国の民は群れをなし
21-27. 全地よ歓喜して神を迎えよ(ユビラーテ・デオ)

【演奏】
レゼポペー(古楽器&声楽アンサンブル)
ステファーヌ・フュジェ(指揮)

【録音】
2021年3月6-8日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂、フランス

輸入盤

 

国内仕様盤

[歌詞日本語訳、解説日本語訳付き]
歌詞日本語訳、解説日本語訳…白沢達生

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年12月23日 00:00