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レオノーレ・ピアノ三重奏団によるクララ・シューマンの異父弟、ヴォルデマール・バルギールの隠れた名作!ピアノ三重奏曲第1番&第2番

レオノーレ・ピアノ三重奏団

シューマン夫妻とブラームスに認められた作曲家ヴォルデマール・バルギール!

ロマン派の知られざる名作を掘り起こすイギリスの俊英トリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団!これまでアレンスキー、ラロ、タネーエフ&リムスキー=コルサコフ、ピクシス、パリー、リトルフと続いてきた彼らのディスコグラフィに新たに加わるのは、クララ・シューマンの異父弟にしてブラームスの親友でもあった、ヴォルデマール・バルギール(1828-1897)のピアノ三重奏曲!

1828年、ドイツ・ベルリンで生まれたバルギールは、18歳の時にメンデルスゾーンの推薦とシューマン夫妻の支援を受けライプツィヒ音楽院に入学、そこでピアノをモシェレスに、作曲をニルス・ゲーゼとユリウス・リーツに師事します。バルギールの才能はロベルト・シューマンによって重要視されたほか(シューマンは自身の管弦楽作品のピアノ連弾用編曲をバルギールに依頼しています)、ブラームスからも高く評価されました。お互いの作品について語り合い、時には批評し合う関係となったバルギールとブラームスは、協力してショパンとシューマンの作品校訂に取り組んだことでも知られています。

ベートーヴェンの交響曲第9番とよく似たスケルツォ主題を持つピアノ三重奏曲第1番は、出版時に有益な助言を与えてくれたロベルト・シューマンに「深い尊敬の念」を込め献呈されています。その約6年後に作曲された第2番は、恩師ユリウス・リーツに捧げられました。どちらも工夫が凝らされ、親しみやすい旋律がふんだんに用いられた、魅力あふれる作品となっています。
(東京エムプラス)

【曲目】
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):
ピアノ三重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.6
ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.20

【演奏】
レオノーレ・ピアノ三重奏団

【録音】
2021年2月、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年02月09日 00:00