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『激ロック』スペシャルコーナー【2月レコメンドアイテム】

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1月のオススメはこちら

 

VOIVOD / 『Synchro Anarchy』
GENRE:PROGRESSIVE THRASH METAL

結成40周年にして新たな黄金時代を歩むプログレ・スラッシュ・レジェンドVOIVOD
さらなる独創性と革新で魅せる最新作をドロップ!

結成40周年のベテランながら新たな黄金時代を歩んでいるVOIVODの、15作目となるアルバム。不協和音で超常的な世界へ引きずり込むTrack.1に始まり、うねるビートでたゆたうTrack.2、スローなパートと緊張感のある高速ビートの展開が目まぐるしいTrack.4、Dビートで荒々しく突っ走るTrack.5など、メタル/ハードコア側に立った、攻撃的でカオスな内容に。それでいて耳に残るメロディも兼ね備えており、往年のファンはもちろん、彼らの作品に触れたことのないリスナーにとっても大いに楽しめるものとなるだろう。なお初回生産限定盤には、キャリアを俯瞰したセットリストの結成35周年ライヴを収録。“VOIVODIAN(ファン)”への一歩を踏み出すにはうってつけの1枚!

菅谷 透【ライター推薦】


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H.E.R.O. / 『Alternate Realities』
GENRE:LOUDROCK

よりヘヴィに、よりエモーショナルに深化を遂げた
北欧デンマーク発バンドの3rdアルバム!

H.E.R.O.の2年ぶりの新作は、フロントマン Christoffer Stjerneのパーソナルな体験を反映し、今まで以上にラウドな作品に。MEWのJohan Wohlert(Ba)が加入したこともあり、ソリッドなリズム隊とギターで生み出されるリフは重厚。これがバンドの持ち味である憂いを帯びたエモーショナルなメロディと融合し、強烈なカタルシスを生み出している。バンド史上最もヘヴィでありながらキャッチーなTrack.5に加え、NORMANDIEのフロントマンを迎えたTrack.2や、RAGE OF LIGHT/AD INFINITUMのMelissa Bonnyと男女混声のハーモニーを奏でるTrack.8といったコラボ曲も注目。普段洋楽はあまりチェックしていない方にもおすすめ。

菅谷 透【ライター推薦】


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SKILLET / 『Dominion』
GENRE:LOUDROCK

混乱した世界を力強く生き抜く活力に満ちたヘルシーなロック・スピリット!

コンスタントに11作もオリジナル・アルバムをリリースし続けているだけでもすごいことだが、音楽性やクオリティにブレがなく、毎回ファンを必ず納得させてくれるのがこのバンドの素晴らしいところだ。アグレッシヴなロック・サウンドを奏でながらも、ヘルシーでまっすぐなスピリットや人柄が節々から伝わってくるので、とにかく安心して聴けるバンドでもある。ここ10年ほどは男女ツイン・ヴォーカルもバンドのトレードマークになっており、今作はそんな彼らの変わらぬパワフルでダイナミックなロックの魅力と、さらにアップデートされた表現力で描くバラードや、アッパーでダンサブルなナンバーなど、幅広く順応できる拡張性の高さを堪能することができる。こんな時代だからこそ聴きたい、明るい活力に満ちたロック・アルバムだ。

山本 真由【ライター推薦】


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Tom Morello / 『The Atlas Underground Flood』
GENRE:ROCK, EDM

Kirk Hammett(METALLICA/Gt)、Alex Lifeson(RUSH/Gt)とのコラボ曲も収録!
湧き上がる大水のようなダイナミックなグルーヴ聴かせるソロ・アルバム到着!

2枚目のアルバムからわずか2ヶ月というスパンで発表された今作。ジャケ写からもわかる通り、前作と対になる内容で、“Fire(火事)”と題された前作がBruce SpringsteenとEddie Vedder(PEARL JAM/Vo)を迎えたAC/DCカバーや、BRING ME THE HORIZONとのコラボなど、燃え上がるように過激なロックで攻めた印象だったのに対し、“Flood(洪水)”と題された今作は、湧き上がる大水のようなダイナミックなグルーヴが印象的だ。Kirk Hammett(METALLICA/Gt)とAlex Lifeson(RUSH/Gt)を迎え、ハードなロックとEDMを融合させたTrack.5は、彼にしか作れない新時代のクロスオーバー・ロックと言えるだろう。

山本 真由【ライター推薦】


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DREAM THEATER / 『Lost Not Forgotten Archives: The Majesty Demos (1985-1986)』
GENRE:PROGRESSIVE METAL

DREAM THEATER公式ブートレグ第6弾は
学生時代に制作したナンバーや前身バンドの楽曲まとめた、最初期のデモ音源復刻盤!

今やプログレ・メタルの最高峰として確固たる地位を築いたDREAM THEATERだが、その最初期のデモ音源まで聴いたことがある人はそう多くないだろう。公式ブートレグ第6弾となる本作は、オリジナル・メンバーの3人がバークリー音楽大学時代に制作した音源と、VoとKeyを迎え入れた前身バンド“MAJESTY”時代をコンパイルした作品の復刻盤だ。3人編成の前半から中盤はラフな音質の中にダイナミックでテクニカルな曲展開が垣間見え、偉大な先人 RUSHのカバー、Randy RhoadsやYngwie Malmsteenのパロディ・ソングなど若さあふれる遊び心ものぞかせる。5人編成となった後半では、のちの作品へと通ずるドラマチックなアレンジの雛形を確立。バンドの歴史を辿るうえで重要な1枚だ。

菅谷 透【ライター推薦】


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INFECTED RAIN / 『Ecdysis』
GENRE:METALCORE, NU METAL

女性ヴォーカル・ヘヴィ・ロック・ファン必聴!
モルドバ共和国出身の5人組、INFECTED RAINが独創的なヘヴィネス生み出す最新作!

前作『Endorphin』(2019年)より名門、Napalm Recordsへ移籍して本格的な世界進出を果たした、女性ヴォーカリストのLena Scissorhandsを擁するモルドバ共和国出身の5人組。すでに中堅と言って良いキャリアを持つ彼女たちにとって、本作は通算5枚目となる最新アルバムだ。吐き捨てるようなシャウトと美声を使い分けた、絶妙なヴォーカル・ワークで魅せるヘヴィ・ロックを軸として、ニュー・メタル譲りのグルーヴィなリフや変則的なフレーズ、浮遊する妖しいエレクトロ・サウンドの使い方が特徴的で、独創的なヘヴィネスを生み出しているのが印象深い。日本における知名度はまだまだではあるが、女性ヴォーカルのヘヴィ・ロックに目がない向きには大推薦の1枚である。

井上 光一【ライター推薦】


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SHADOW OF INTENT / 『Elegy』
GENRE:DEATHCORE

独自のデスコア・サウンドで人気を集めるUSコネチカット州発SHADOW OF INTENT!
昇天必至のハイクオリティなニュー・アルバム完成!

現在のデスコア・シーンにおける一種のトレンドとも言える、シンフォニック・メタルの要素を大胆に取り入れた独自のデスコア・サウンドで人気を集めるUSコネチカット州の4人組。レーベルに所属していないDIYなバンドながら、中心人物 Chris Wiseman(Gt)がプロデュースからエンジニアまで務めた通算4枚目となる本作のクオリティは、自主制作とは思えないほどにずば抜けて高い。オールドスクールなデス・メタルの影響も感じられるブルータリティ、大仰なほどにドラマチックに展開していくバンド・アンサンブルの妙、シンフォニックなオーケストレーションとアンセミックなコーラスに昇天必至! 豪華なゲスト陣や、本作より新たに加入したドラマーのテクニカルな仕事ぶりにも注目すべし。

井上 光一【ライター推薦】


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VERIKALPA /『Tunturihauta』
GENRE:FOLK METAL, MELODIC DEATH METAL

フィンランドのフォーク~メロデス・バンド、VERIKALPA
北欧流儀の哀愁を融合させたサウンド奏でる新作リリース!

“ヴェリカルパ”という“血塗れの剣”を意味する名前で2018年にデビューを果たした、フィンランドのフォーク~メロデス・バンドによる3rdアルバム。フィンランド語で歌われる歌詞、アコーディオンなどの楽器を使ったフォーク・メタル特有のトラッドな音色、ブラック・メタル譲りの冷徹なリフ、くさめなフレーズが飛び交うメロデス的要素、北欧流儀の哀愁を融合させたサウンドは本作でも健在であり、この手の音が好きな方であれば間違いなく気に入るはず。“山中での戦い”をテーマとしており、大げさなくらいに勇壮なメロディや疾走感を心行くまで楽しめる内容ながら、どの曲も長くて5分台というコンパクトな形で収まっているのも個人的には好印象。非英語圏の辺境メタル好きも要チェック!

井上 光一【ライター推薦】


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TYMO / 『The Art Of A Maniac』
GENRE:THRASH METAL

カナダ発の若手スラッシュ・メタル・バンド、TYMO!
パワフル且つテクニカルなサウンドでリスナーの鬱憤を巻き取り吐き出す2ndアルバム!

RAZORやEXCITERなど、名立たるスピード/スラッシュ・メタルを輩出してきたカナダから、気合の入りまくった若手スラッシュ・メタル・バンドが爆誕! 無気力なときでも、聴けば強制的にやる気スイッチON! にされてしまう破壊的パワーは凄まじく、ヘドバン必須のアグレッシヴなリフはもちろんのこと、同郷のTERRIFIERを彷彿とさせるテクニカルなフレーズたちもまた、聴く者のテンションを最高潮に上げていく。ダークで恐怖心を抱かせるような世界観をしっかりと持ちつつも、混沌としたこのご時勢にやり場のない怒りを抱える多くの人たちの鬱憤を、すべて巻き取り吐き出すような熱き血潮たぎるサウンドからは、スラッシュ・メタルの持つとてつもない底力とバイタリティが惜しげもなく溢れ出ている。

三澤 未来【ライター推薦】


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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM) PUNK/EMO

掲載: 2022年02月18日 17:52