ヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏により味わうヴォーン・ウィリアムズの壮大な音楽
ヴォーン・ウィリアムズの音楽が描く、イギリスの心--郷愁のメロディー。
2022年、生誕150周年を記念するイギリスの大作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)。ヴォーン・ウィリアムズは生涯にわたり、800曲以上のイギリス民謡を収集し、それまでに存在しなかった独自の「イギリス音楽」を確立させました。
このアルバムでは、そんな彼の代表作であり、現在もイギリスで最も人気なクラシック曲「揚げひばり」をはじめ、民謡からインスピレーションを得た「ロマンスとパストラル」、「イギリス民謡による6つの練習曲」、そして人生終盤の大作、ヴァイオリン・ソナタが収録されています。これらの作品から流れるのは、ヴォーン・ウィリアムズが愛したイギリスの美しい風景とメロディー。しかしその背景には、二度の世界大戦を経験した作曲家の反戦の想いが込められ、ヴァイオリン・ソナタでは爆発的な怒りや悲しみも表現されています。
イギリス音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏と共に、ヴォーン・ウィリアムズの壮大な音楽は親密に語りかけてきます。
アルバムのブックレットには、小町によるライナー・ノーツのほか、ヴォーン・ウィリアムズの家、リース・ヒル・プレイスにて撮影された写真や自筆譜など、数々の貴重な資料も掲載されています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
1-2. ロマンスとパストラル
I. ロマンス
II. パストラル
3. 揚げひばり (ヴァイオリンとピアノ版)
4-6. ヴァイオリン・ソナタ イ短調
I. Fantasia
II. Scherzo
III. Tema con Variazioni
7-12. イギリス民謡による6つの練習曲(ヴァイオリンとピアノ版)
No.1. Adagio (Lovely on the Water)
No.2. Andante sostenuto (Spurn Point)
No.3. Larghetto (Van Dieman's Land)
No.4. Lento (She Borrowed Some of Her Mother's Gold)
No.5. Andante Tranquillo (The Lady and the Dragoon)
No.6. Allegro vivace (As I Walked Over London Bridge)
【演奏】
小町碧(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)
【録音】
2021年7月30ー31日
Wyastone Recording Studio, Monmouth, UK
エイドリアン・ファーマー(プロデューサー,レコーディング・エンジニア)
サイモン・キャラハン(エディター)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年05月26日 12:00