ティーレマン&ウィーン・フィルのブルックナー・ツィクルス第5弾~交響曲第5番[原典版/ノーヴァク校訂]
ティーレマン&ウィーン・フィル|ブルックナー:交響曲全集[5]
ブルックナー:交響曲第5番[原典版/ノーヴァク校訂]
シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者、ザルツブルク復活祭音楽総監督を歴任し、名実ともにドイツ音楽の世界的巨匠と目されるクリスティアン・ティーレマン。今やウィーン・フィルにとっても最重要指揮者の一人であり、2024年の作曲者生誕200年を目指しこのコンビが続けているビッグ・プロジェクト「ブルックナー:交響曲全集」にも大きな注目が集まっています。
第5弾は、ブルックナーの中期交響曲の中で個性的な存在感を持ち、近年人気も高まっている第5番。ブルックナーの特徴であるトレモロの原始霧ではなく、ピツィカートの歩みで開始され、ロジックによる構築感が他の交響曲よりも際立っています。中でもソナタ形式とフーガとを独自に融合させた第4楽章は、金管のコラールが響き渡る集結部分が圧倒的。ティーレマンの得意曲でもあり、既に3種類のソフトが発売されているほど。ここではウィーン・フィルの豊潤かつ濃厚なサウンドを生かした、ティーレマンのスケール雄大な解釈が聴きものです。
クリスティアン・ティーレマン(指揮) 1959年ベルリン生まれ。シュテルン音楽院で学び、カラヤンのアシスタントに。ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督、ミュンヘン・フィル音楽監督を経て、2012年~シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者、2013年~ザルツブルク復活祭音楽総監督。ワーグナー、シュトラウス、ブルックナーを中心とするドイツ音楽の巨匠。
(ソニーミュージック)
【収録曲】
ブルックナー
交響曲 第5番 変ロ長調 WAB 105 81:59
[原典版(新全集V 1951年出版)/ノーヴァク校訂]
1 I. Introduction. Adagio - Allegro (22:47)
2 II. Adagio. Sehr langsam (19:00)
3 III. Scherzo. Molto vivace (Schnell) - Trio. Im gleichen Tempo (14:51)
4 IV. Finale. Adagio - Allegro moderato (25:20)
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン
【録音】
2022年3月5日~7日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル(無観客演奏のライヴ・レコーディングを含む)
ユニテルとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共同制作
[ユニテル]
レコーディング・プロデューサー:アーレント・プローマン
バランス・エンジニア:ペーター・ヘッカー
[ORF]
レコーディング・プロデューサー:フリーリアン・ローゼンシュタイナー
レコーディング・エンジニア:クリスティアン・ゴルツ
音声技術:ミコロシュ・イキッチ、ヤーコブ・イェードレツベルガー、イングリード・ゾング
ポストプロダクション・マネージャー:ロジャー・フォス
プロダクション・マネージャー:フランツィスカ・リンマー
プロデューサー:マグダレーナ・ヘルプスト
マスタリング・エンジニア:マルティン・キストナー(b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)