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ノリントン&シュトゥットガルト放送響のマルティヌー: 交響曲第5&6番が初リリース!

ノリントン

名指揮者ロジャー・ノリントンのマルティヌー: 交響曲第5番&第6番。初リリース!

2021年11月、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの演奏を最後に指揮活動から引退したロジャー・ノリントン。今回初リリースとなるこのアルバムでは、ノリントンのレパートリーとしては珍しいマルティヌーの交響曲を聴くことができます。
マルティヌーの6曲の交響曲は、彼がアメリカに滞在していた1942年から1953年にかけて作曲されました。第5番は、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでマルティヌー自身が「よく出来た、有機的で秩序のある作品」と語った自信作。第6番は1955年のボストン響創立75周年のための委嘱作で、初演を担った指揮者シャルル・ミュンシュを念頭に書き上げたとされています。マルティヌーはこの曲をそれまでの交響曲とは根本的に異なるものと考えて「交響的幻想曲」の副題を付けました。ドヴォルザークのレクイエムの旋律をはじめとする様々な楽想が入り混じり、秩序と構成を重んじた第5番とは対照的に自由で幻想的な作品になっています。
ノリントンは1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務め、作曲当時に聴衆が感じたサウンド・イメージに迫るために、時代考証に基づいてオーケストラのサイズ・配置・奏法を調整し、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とする「シュトゥットガルト・サウンド」と呼ばれる独自のスタイルを編み出しました。透明感と立体感を保ち、曲の構造を明らかにする演奏スタイルは、エルガーなどの20世紀作品でも効果を発揮しましたが、さらに時代が下ったマルティヌーをどう響かせるのか、大いに注目されます。 
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
交響曲第5番 H. 310(1946)
1. I. Adagio - Allegro
2. II. Larghetto
3. III. Lento - Allegro

交響曲第6番 「交響的幻想曲」 H. 343(1951-53)
4. I. Lento - Andante moderato - Allegro - Lento
5. II. Poco Allegro
6. III. Lento - Poco vivo: Adagio - Allegro - Allegro vivace - Lento

【演奏】
シュトゥットガルト放送交響楽団
ロジャー・ノリントン(指揮)

【録音】
Liederhalle (Beethovensaal) Stuttgart(ドイツ)
2008年2月16-18日…1-3
2003年9月25-26日…4-6

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年07月01日 10:00