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ノリントン&シュトゥットガルト放送響/ベートーヴェン:荘厳ミサ曲、ベルリオーズ、ブラームス:レクイエム(4枚組)

ノリントン

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響によるベートーヴェン、ベルリオーズ、ブラームスの大作宗教音楽集

1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めたロジャー・ノリントン。このコンビの演奏はどれも、ノリントンが長年積み重ねて来た作品成立当時の演奏法研究の成果を機能性の高いモダン・オーケストラにつぎ込んだもので、作品のイメージをリフレッシュしたと高く評価されました。この4枚組はノリントンが得意とした3人の作曲家の宗教曲の大作を収録したもので、ノリントンの看板のひとつであるノン・ヴィヴラートから生まれる「ピュア・トーン」はここでも健在です。とはいえ、例えばベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」ベネディクトゥスでのヴァイオリンの独奏の美しい旋律にはたっぷりとヴィヴラートが用いられており、その使い分けの見事さにも改めてうならされます。とりわけダイナミック・レンジが広いことで知られる「死者のための大ミサ曲(レクイエム)」では、3組の合唱団とバンダを含む規模の大きなオーケストラを率いて、神々しいまでの音楽を聴かせます。2014年録音のブラームスの「ドイツ・レクイエム」もピュア・トーンを生かした透明感ある美しい響きが特徴です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
[CD1]
1-5. ルートヴィヒ・フォン・ベートーヴェン(1770-1827):荘厳ミサ曲 ニ長調 Op. 123
1. I. Kyrie
2. II. Gloria
3. III. Credo
4. IV. Sanctus/Benedictus
5. V. Agnus Dei

アマンダ・ハルグリムソン(ソプラノ)
コルネリア・カリッシュ(アルト)
ジョン・エイラー(テノール)
アラステア・マイルズ(バス)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
北ドイツ放送合唱団

録音:1999年7月21-23日
Beethovensaal, Liederhalle, Stuttgart(ドイツ)

[CD2]
1-6. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):レクイエム Op. 5 - 死者のための大ミサ曲
1. I. Requiem (Introitus). Kyrie
2. II. Dies irae, Tuba mirum
3. III. Quid sum miser
4. IV. Rex tremendae
5. V. Quaerens me
6. VI. Lacrymosa

トビー・スペンス(テノール)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
ライプツィヒ放送合唱団

録音:2003年5月9日
Beethovensaal, Liederhalle, Stuttgart(ドイツ)

[CD3]
1-4. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):レクイエム Op. 5 - 死者のための大ミサ曲(続き)
1. VII. Offertorium
2 .VIII. Hostias
3. IX. Sanctus
4. X. Agnus Dei

[CD4]
1-7. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op. 45
1. I. Selig sind, die da Leid tragen
2. II. Denn alles Fleisch, es ist wie Gras
3. III. Herr, lehre doch mich
4. IV. Wie lieblich sind deine Wohnungen
5. V. Ihr habt nun Traurigkeit
6. VI. Denn wir haben hier keine bleibende Statt
7. VII. Selig sind die Toten, die in dem Herrn sterben

クリスティーナ・ランツハーマー(ソプラノ)
フローリアン・ベッシュ(バス)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
北ドイツ放送合唱団

録音: 2014年2月20-21日(ライヴ)
Beethovensaal, Liederhalle, Stuttgart(ドイツ)

【演奏】
シュトゥットガルト放送交響楽団
ロジャー・ノリントン(指揮)

総収録時間:224分

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年04月28日 12:00