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装いも新たに再発売!『タランテッラとフォリアを少々』 ~ラルペッジャータALPHA録音集成(6枚組)

ラルペッジャータ

ラルペッジャータの世界進出はALPHAレーベルと共に 神々しささえ宿る初期の5アルバムを一堂に!

オーストリア出身で古楽器ハープとテオルボを弾きこなすクリスティーナ・プルハールを中心に、フランスで活躍する世界的撥弦楽器奏者たちを軸としたユニークな編成で、地域性に根差した伝統音楽のテイストを適切に取り入れて新鮮な17世紀音楽解釈を打ち出し、世界を興奮させてきた古楽アンサンブル・ラルペッジャータ。
その躍進は奇しくもフランス随一のレーベルALPHA創設初期の快進撃と重なり、当時ディレクターが力を入れていた口承音楽や即興演奏などの領域にも踏み込んだスタイリッシュなアルバム作りで話題を呼んできました。
後にメジャーレーベルへと移る前の、いわば稀少な原石が世界市場を揺るがす宝石へとカットされてゆく過程の彼らが、いかに魅力的な古楽世界を切り拓いていたかを、ALPHAで制作された5つのアルバムを通じて実感できる貴重なBOXが装いも新たにカタログ復活となります(旧品番:ALPHA818)。

17世紀のローマで幾多の芸術家たちの仕事を横目に活躍をみせたカプスベルガーやランディ、声の魔術師マルコ・ビズリーを中心に名歌手たちがバロックの粋を描き出すカヴァリエーリ《魂と肉体の劇》、イタリア伝統音楽に新境地を拓いたプレイヤーたちをゲストに、バロック期の即興演奏を民俗音楽と結びつけ古楽のイメージを一新した伝説的アルバム2作……ALPHAならではの、演奏現場の気配まで伝えるカリスマ的録音技師ユーグ・デショーのエンジニアリングも群を抜いて素晴しく、欧州シーンの最前線をゆくソリスト続々の演奏陣から繰り出される古楽器の音色や歌声のひとつひとつを克明に味わい尽す喜びが6枚のCDに詰まっています。
(ナクソス・ジャパン)

『タランテッラとフォリアを少々』 ~ラルペッジャータALPHA録音集成
【収録内容】
【DISC 1】(旧品番: ALPHA012)
『ラ・ヴィラネッラ』 ~17世紀のリュートの名手
【曲目】
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
~第1部: 恋する者の思いはさまざま~
1. わがアヴリッラよ
2. はれやかな額よ
3. 瞳よ、恋の太陽よ
4. 第9シンフォニア
5. 行け、わがため息
6. たわむれよ、ふざけよ

~第2部: やるせない別離~
7. ぼくは去る
8. わが心よ、つねに悲しく
9. アルペッジャータ
10. 第1ガリアルダ
11. パッサカリア
12. わが命よ、どこへ行く
13. 第8シンフォニア
14. 最後の涙は
15. 第15シンフォニア
16. 青ざめたあなたは

~第3部: そして結ばれる時へ~
17. あてにならない感覚よ
18. 何をしている?
19. 第18シンフォニア
20. 宴会で、婚礼で
21. サンニカンドロのタランテッラ
22. ぼうや、おやすみ

【演奏】
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
ピーノ・デ・ヴィットリオ(テノール)
ハンス=イェルク・マンメル(テノール)

ラルペッジャータ(古楽器使用)
クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ、バロックギター、キタラ・バッテンテ、指揮)

【録音】
2000年6月 パリ

【DISC 2】(旧品番: ALPHA020)
『人は影のごとく去り』 ~ランディ作品集
【曲目】
1. 作者不詳: 人は影のごとく去り (生命のパッサカーリャ)

ステファノ・ランディ(1587-1639):
2. ブナと松の間に、小鳥がいて
3. シンフォニア~3つのヴァイオリン、ハープ、リュート、チェンバロ、テオルボ、低音弦とリラ〔=リローネ〕による (器楽)
4. いまさら媚びようと
5. 他の人々には、愛を避けるようにと
6. カンツォネッタ「水たまり」~リュート、テオルボ、ハープのための (器楽)
7. こんなに長く、あなたを愛してきたけれど
8. おろかな愛よ、急げ、恋人たちよ
9. 愛の戦へ、急げ、恋人たちよ
10. 美徳のバレット
11. 灼熱の太陽の下、蝉は鳴く
12. 善行なんぞ知ったことか
13. 騎士リナルドがアルミーダを捨てた時
14. ご婦人よ、この目をつたう涙は
15. アマリッリ、ああ、ここへ来てくれ

【演奏】
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
ステファン・ファン・デイク(テノール)
マルコ・ビズリー(テノール)
アラン・ビュエ(バス)

ラルペッジャータ(古楽器使用)
クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ、バロックギター、キタラ・バッテンテ、指揮)

【録音】
2001年6月 パリ

【DISC 3&4】(旧品番: ALPHA065)
【曲目】
エミーリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):《魂と肉体の劇》~全3幕の寓意劇(1600)
台本: アゴスティーノ・マンニ神父

【演奏】
時・肉体…マルコ・ビズリー(テノール)
魂…ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
知性…ヤン・ファン・エルサッケル(テノール)
忠言・世界…ステファン・マクラウド(バス=バリトン)
快楽…ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
快楽の仲間、地獄行きの魂、合唱…ステファン・ファン・デイク(テノール)
快楽の仲間、地獄行きの魂、祝福された魂、合唱…ニコラ・アクテン(バス)
守護天使…ヌリア・リアル(ソプラノ)
俗なる暮らし…ベアトリス・マヨ=フェリプ(ソプラノ)
地獄行きの魂、合唱…マシュー・ベイカー(バス)
地獄行きの魂、合唱…ユルゲン・バンホルツァー(カウンターテナー)
天国の天使、祝福された魂、合唱…セリーヌ・ヴィエスレ、ベアトリス・マヨ・フィリプ、ローラン・アーミショー(ソプラノ)
天国の天使、合唱…ヴァンサン・ルサージュ(テノール)
祝福された魂、合唱…エリザベス・ドビン(ソプラノ)
合唱…ハーム・ハソン(カウンターテナー)

ラルペッジャータ(古楽器使用)
クリスティーナ・プルハール(テオルボ、バロックハープ、指揮)

【録音】
2004年8月 フラジェ、ブリュッセル

【DISC 5】(旧品番: ALPHA503)
『ラ・タランテッラ』 ~タランチュラの毒を清める方法
【曲目】
1. タランテッラ「ラ・カルピネーゼ」
2. 子守唄「猫がバグパイプを鳴らせば」
3. ナポリ風タランテッラ(ヒポドリア旋法による)
4. ル・パッサリエリュ(カラスムギのタランテッラ)
5. 物乞いたちの悲哀
6. ピッジーカ「お月さん、お月さんよ」
7. ああ美しきかな、人生よ
8. ガルガーノのタランテッラ
9. わたしのピッジーカレッラ(タランテッラ風ピッジーカ)
10. 恋人たちの沈黙
11. カラブリアのタランテッラ
12. タランテッラによる子守唄「夢見て眠れ、わが花の君」
13. イタリアのタランテッラ
14. タランテッラ「ええ体つきの別嬪さんよ」
15. ピッジーカ・ウッチ
16. 葬送の哀歌「あわれなアントヌッチオ」
17. タランチュラの解毒剤(アタナシウス・キルヒャー〔1602-1680〕に基づく)

【演奏】
ルチッラ・ガレアッツィ(歌)
マルコ・ビズリー(歌)
アルフィオ・アンティーコ(歌、フレーム・ドラム)

ラルペッジャータ(古楽器使用)
クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ、バロックギター、キタラ・バッテンテ、指揮)

【録音】
2001年12月 パリ

【DISC 6】(旧品番: ALPHA512)
『アル・インプロヴィゾ』 ~シャコンヌ、ベルガマスカ、そしてフォリアを少々(即興変奏集)
【曲目】
1. わたしは家が欲しい(原曲: ルチッラ・ガレアッツィ)
2. ラ・フォリアによる即興
3. チャッコーナ(原曲: マウリツィオ・カッツァーティ〔1620-1677〕とベルナルド・ストラーチェ〔生歿年不詳、17世紀に活躍〕)
4. ロマネスカ(原曲: サンチャゴ・デ・ムルシア〔1673-1739〕とアントニオ・マルティン・イ・コル〔1671-1734〕)
5. ベルガマスカ「トゥルルル」(原曲: ジャン=ルイージ・トロヴェジ)
6. ニ調のフォリア=パッサカーリャによる即興
7. チャッコーナによる即興
8. ロマネスカによる即興 ~子守唄(原曲: ガレアッツィ)
9. チャッコーナ(原曲: アントニオ・ベルターリ〔1605-1669〕)
10. そよ風がため息つけば(原曲: ジローラモ・フレスコバルディ〔1583-1643〕)
11. フランチェスコ・ロンバルディ(1587-1642): トッカータ
12. 「カプスベルガー」による即興(原曲: ジローラモ・カプスベルガー〔1580~1651〕)
13. アンドレア・ファルコニエーロ(1585-1656): フォリアス
14. ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1677以降): スペインの小娘たち
15. 全音階的パッサカーリョによるカンタータ(原曲: ルイージ・ポッツィ〔生歿年不詳、17世紀に活躍〕)

楽譜校訂: クリスティーナ・プルハール

【演奏】
ルチッラ・ガレアッツィ(歌)
マルコ・ビズリー(歌)
ジャンルイージ・トロヴェジ(クラリネット)

ラルペッジャータ(古楽器使用)
クリスティーナ・プルハール(バロックハープ、テオルボ)

【録音】
2003年11月&2004年1月 ノートルダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂、パリ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2022年09月01日 00:00