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フルトヴェングラー&VPO/ベートーヴェン:交響曲第9番(1951)(SACDハイブリッド)<限定盤>

フルトヴェングラー

フルトヴェングラーの「ウィーンの第九(1951)」が、SACDハイブリッド盤で登場!
あの「バイロイトの第九」の半年前、絶頂期の名演!

フルトヴェングラーの「第九」には、全曲演奏の音源はつぎの13種類(いずれもライヴ)があります。
(1)ベルリン・フィル(1937年5月1日、ロンドン)
(2)ベルリン・フィル(1942年3月22-24日、ベルリン)
(3)ベルリン・フィル(1942年4月19日、ベルリン)
(4)ストックホルム・フィル(1943年12月8日、ストックホルム)
(5)ウィーン・フィル(1951年1月7日、ウィーン)
(6)バイロイト祝祭(1951年7月29日、バイロイト)EMI版
(7)バイロイト祝祭(1951年7月29日、バイロイト)バイエルン放送/スウェーデン放送版
(8)ウィーン・フィル(1951年8月31日、ザルツブルク)
(9)ウィーン・フィル(1952年2月3日、ウィーン)
(10)ウィーン・フィル(1953年5月30日、ウィーン)
(11)ウィーン・フィル(1953年5月31日、ウィーン)
(12)バイロイト祝祭(1954年8月9日、バイロイト)
(13)フィルハーモニア(1954年8月22日、ルツェルン)
今回の「第九」は(5)、あのバイロイトの「第九」の半年前、1951年1月7日、ウィーン楽友協会(ムジークフェライン)で行われたウィーン・フィルとの「第九」です。
第3楽章でのウィーン・フィルの弦の優美をつくした歌いぶりや、「バイロイト盤」にも共通する第4楽章の劇的な運び、低弦の迫力、コーダでのソリストやコーラスの完璧なアンサンブルに特長的な良さがあります。ファンなら全種そろえておきたいもの。SACDハイブリッド化で、(5)の決定盤、完成・登場です!

「第1楽章の遅めでありながらスケール雄大な表現に始まり、スケルツォの前へ前へとひたすらに走るようでいて、きっかりとした足取りに確信のあるリズム刻みの緊迫感、トリオでの絶妙なテンポ伸縮からスケルツォに戻る時の鋭いダイナミズムと終始印象的なティンパニーの技法。圧巻なのは第3楽章での弦の優美をつくした歌いぶりである。ことに第1Vnの流れるごときレガートの呼吸の美しさには魅惑されずにはいられない。第4楽章の劇的な運びもフルトヴェングラーならではの起伏の強烈さ。また最後のプレスティッシモに見せる独特の速いテンポに、いささかもあわてずに、完璧についていくウィーン・フィルの技量も超一流のもの。」
(小林利之 ライナー・ノーツより)

世界初出となったのがイタリア・チェトラの2枚組LP(FE-33)。その音源(マスターテープ)からキングレコードが、LP:K19C-287/8、KIJC-2004,CD:KICC-2291,KICC-1263で発売。今回のマスターは(イタリア・チェトラが発売した)世界初出LPと同じ、ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(1/4インチ幅、秒速38cm)。もともと非常に良好な音質をキング関口台スタジオで最新デジタル・リマスタリングによりさらに改善、初のSACDハイブリッド盤として発売します。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱つき》

【演奏】
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(コントラルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ウィーン・アカデミー合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

【録音】
1951年1月7日
ウィーン楽友協会大ホール