日本人パンクの概念を態度で示した衝撃のデビュー作
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恐らくブルーハーツの「パンク」は日本人の「パンク」であり、ピストルズやクラッシュのソレとは別物だと思っているが、精神性を抜きにしても、彼らの当時の出で立ちと、ソリッドでストレートなバンドサウンドはそれまでのロック、ポップスの流れ、或いは日本の若者の文化自体も大きく変えた。「リンダリンダ」、「終わらない歌」等、今でもよく言われるが、普遍的な歌詞、時代を選ばないメッセージ、人の本質を貫く真面目過ぎるロック。それこそが80年代の若者の心にぶっ刺さった日本語パンクの神髄である。1987年リリースのデビュー作。