ライラ・シャイエークの新録音はアンサンブル「ラ・チェンティフォリア」との共演で17世紀のシャコンヌ・アルバム!
古楽新世代を牽引するライラ・シャイエーク新録音は17世紀のシャコンヌ・アルバム!彼女が自ら招集した精鋭アンサンブル「ラ・チェンティフォリア」デビュー盤!
スイスが誇る古楽専門の音楽大学「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」で古楽界の大御所キアラ・バンキーニに学び、2010年からはバンキーニの後任として自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートや録音で存在感を示してきたバロック・ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク(レイラ・シャイエ)。
昨年のリリースをもって3巻からなるルクレールのヴァイオリン協奏曲集を完結させたシャイエークの新録音は17世紀に書かれたシャコンヌ集!遅くとも16世紀には南米からスペインに伝わったとされその後瞬く間にヨーロッパ全土に広がり、ポピュラー音楽の基礎ともなったといわれるシャコンヌ(チャッコーナ、チャコーナ)。本アルバムではドレスデンのシュランク2世の有名なコレクションから、ベルターリ、パーセル、シュメルツァー、マッテイス、コレッリといった作曲家の作品を収録。そしてアルバムの最後を飾るのはパッヘルベルの「カノンとジグ」。カノンだけが飛びぬけて知名度が高く単独で演奏されることも多いですが、ここでは通常無視されてしまっているジグも合わせて収録しています。
このアルバムがデビュー盤となるラ・チェンティフォリアは2019年にシャイエークが設立したアンサンブル。Glossaレーベルでもおなじみのエヴァ・サラディンをはじめ、朝吹園子、ダニエーレ・カミニティ、ジョナサン・ペセク、ヨハネス・ケラーといったそれぞれが古楽界で大活躍する名手たちで構成され、バロック時代の音楽を主に演奏しています。(東京エムプラス)
[日本語曲目表記オビ付き]
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:ライラ・シャイエーク
『チャッコーナ!』
【曲目】
パーセル:ファンタジア, グラウンド上の3声 Z.731
アントニオ・ベルターリ:3声のチャッコーナ
タルクィニオ・メールラ:チャッコーナ(教会と室内のための協奏的ソナタによるカンツォン Op.12 より)
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:チャッコーナ
ザムエル・カプリコルヌス:2声のチャッコーナ(ヴァイオリンとガンバのための)(パルティトゥーアブーフ・ルートヴィヒ第37番より)
ベルターリ:チャコーナ
パーセル:3声のソナタ Op.12-6
ニコラ・マッテイス:リチェルカータ、Diverse bizzarrie Sopra la Vecchia Sarabanda o pur Ciaccona from "Ayres for the violin",book I
パーセル:シャコンヌ(ほどかれたゴルディウスの結び目 Z.597 より)
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ:3声のチャッコーナ Op.7-3
ニコラ・マッテイス・ジュニア:アリア・ファンタジア(シュランク2世のコレクションより)
作曲者不詳:シャコンヌ(シュランク2世のコレクションより)
コレッリ:3声のソナタ Op.2-12
トマゾ・アントニオ・ヴィターリ:無題(アダージョ・パート)(シュランク2世のコレクションより)
パッヘルベル:カノンとジグ
【演奏】
ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェンティフォリア
【録音】
2022年6月、リーエン(スイス)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年12月08日 00:00