タマラ・ステファノヴィチの新録音は現代作曲家ヴァソス・ニコラウ:ピアノ練習曲集!カップリングはエマールと共演した4手作品
ステファノヴィチの注目新譜は
現代作曲家ニコラウによる“新しい”ピアノ練習曲集。
エマールと共演した4手作品も注目!
ピアニスト、タマラ・ステファノヴィチ注目の新譜は現代作曲家ヴァソス・ニコラウの練習曲集です!
1971 年キプロス共和国生まれのニコラウは、ケルンを拠点に活動する作曲家。ケルン音楽大学、パリ国立高等音楽院などで作曲家としての研鑽を積み、2006年にはインターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミーの奨学生として参加しています。これまでアンサンブル・アンテルコンタンポラン、アンサンブル・モデルンなど著名な演奏団体が新作委嘱を演奏しています。
ステファノヴィチが挑んだ新しいピアノ練習曲集は2008 年から2016 年にかけて作曲した全15 曲からなる独奏作品。複雑なリズムとテンポの変化、そして多層的な音世界は唯一無二。全曲5分弱ながら1曲1曲ごとに全く違う個性を発揮。コンテンポラリー・ジャズの要素もありあらゆる様式・形式で書かれた当作品集は、「練習曲」という名でありながら、非常に高い芸術性が求められます。当曲集最後の「Tamara」はステファノヴィチに捧げられております。ニコラウに師事したこともあるステファノヴィチ渾身の演奏です。
カップリングはピエール=ロラン・エマールと共演したニコラウ作の4 手作品「Frames」は二人に捧げられた作品。多層に絡み合う音楽は幾何学的ともいえる孤高の世界。二人の名手がニコラウの描くポリフォニックな世界を音化します。ステファノヴィチとエマールは『幻影』(KKC-6592 / PTC-5186957)のアルバムでも息の合った演奏を聴かせてくれています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ヴァソス・ニコラウ(1971-):
・練習曲集
【Anodos (2008)/Monologos (2008)/Delays (2008)/Chimes (2008)/Mirrors / Interventions (2008)/Animadóttir (2013)/Entrap (2013)/Point de jonction (2013)/Présence d’une absence (2013)/Filter (2013)/Hast du Angst? (2013)/Distory (2015)/Teso (2016)/Rebounds (2016)/Tamara (2016)】
・Frames(2016/2017)~4手のための*
【演奏】
タマラ・ステファノヴィチ(ピアノ)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)*
【録音】
2017年10月~12月、WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルクザール(ケルン)
セッション録音
DDD
ディジパック仕様
57'01
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年12月14日 00:00