ロリン・マゼール『ドイツ・グラモフォン録音全集』(39枚組)~没後10年を前に集大成!
没後10年を前に20世紀の名指揮者によるDG録音の集大成。CD39枚組BOXセット
ロリン・マゼールは間違いなく20世紀の偉大な指揮者の一人です。9歳でレオポルト・ストコフスキーの招きでフィラデルフィア管弦楽団を指揮し、11歳でアルトゥーロ・トスカニーニのNBC交響楽団を指揮しました。1957年に有名なチャイコフスキーのアルバムでドイツ・グラモフォンに録音を開始。最初に音楽監督を務めたのはベルリン・ドイツ・オペラとベルリン放送交響楽団で、その後ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とともに多くの録音を行いました。長い指揮者人生の中でマゼールはパリ国立管弦楽団の音楽監督、ウィーン国立歌劇場の総監督、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督など、多くの重要なポストに就きました。1980年から1986年までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのニューイヤー・コンサートを行いましたが、その後1994年、1996年、1999年、2005年のコンサートも指揮しました。2024年に没後10年を迎えるマゼールのドイツ・グラモフォンへのすべての録音が初めてまとめて発売されます。CD39枚組BOXセット。限定盤。
『グラモフォン』誌に「最高の録音」と書かれたマゼールによるラヴェルの歌劇『子供と魔法』『スペインの時』、そしてベートーヴェンの交響曲第5番とシューベルトの『未完成』交響曲も収録されています。
オリジナル・ジャケット仕様。タリー・ポッターによるエッセイが掲載された80ページのブックレット付き。
「ここにあるのは音楽です(…)私たちには音楽が必要です。なぜならそれが人々の真の言語だから。言葉は実際には何も表現していません。そこにはいろいろと障害があるからです。それらは違う人々にとって違うことを意味してしまいます。しかし音は魂から魂へと飛んで行き、そこに絆を作り、一瞬で理解できるものです。世界中を旅している私たちは皆、そのことを理解しています。コミュニケーションは一瞬で、文化や心の状態を通して正しく伝わります。それは素晴らしいことです。音楽は私たちの言語であり、私たちの真の言語です。人類が実際に持っているたった一つの言語なのです」ロリン・マゼール
(ユニバーサルミュージック/IMS)
CD収録予定
《CD 1》ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17より1) キャピュレット家の饗宴(第2部)、2) マブ女王または夢の妖精(スケルツォ)(第4部)、3) 愛の場面(第3部)、4) キャピュレット家の墓地におけるロメオ(第4部)
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1957年6月、ベルリン
《CD 2》1) チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲2-5) 第2番Op.64bより(第1曲:モンタギュー家とキャピュレット家/第4曲:踊り/第7曲:ジュリエットの墓の前のロメオ/第6曲:アンティル諸島から来た娘たちの踊り)、6) 第1番Op.64aより第7曲:タイボルトの死
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1957年6月、ベルリン
《CD 3》ストラヴィンスキー:1-6)『火の鳥』組曲(1919年版)(序奏/火の鳥のヴァリアシオン/王女たちのロンド/魔王カスチェイの凶悪な踊り/子守歌/終曲)、7-10) 交響詩『ナイチンゲールの歌』(導入部/中国の行進曲/ナイチンゲールの歌/機械仕掛けのナイチンゲールの演奏)
【演奏】ベルリン放送交響楽団
【録音】1957年11月、ベルリン
《CD 4》ベートーヴェン:1-4) 交響曲第5番ハ短調Op.67、5)『献堂式』序曲Op.124
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1958年6月(1-4)、5月(5)、ベルリン
《CD 5》ブラームス:1-4) 交響曲第3番ヘ長調Op.90、5) 悲劇的序曲Op.81
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1959年1月、ベルリン
《CD 6》1-4) レスピーギ:交響詩『ローマの松』(ボルゲーゼ荘の松/カタコンブ付近の松/ジャニコロの松/アッピア街道の松)、5) ムソルグスキー:交響詩『はげ山の一夜』、6-10) リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1958年12月(1, 6-10)、1959年2月(5)、ベルリン
《CD 7》シューベルト:1-4) 交響曲第4番ハ短調D417『悲劇的』、5-6) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1959年11月、ベルリン
《CD 8》モーツァルト:1-3) 交響曲第1番変ホ長調K.16、4-7) 交響曲第28番ハ長調K.200、8-11) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
【演奏】フランス国立管弦楽団
【録音】1960年1月、パリ
《CD 9》ベートーヴェン:1-5) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』、6-17) 12のコントルダンスWoO14
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1960年3月(1-5)、4月(6-17)、ベルリン
《CD 10》1-25) ラヴェル:歌劇『子供と魔法』
【演奏】フランソワーズ・オジュア、コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)、ジャニーヌ・コラール、ジャーヌ・ベルビエ(メッゾ・ソプラノ)、ミシェル・セネシャル(テノール)、ハインツ・レーフュス、カミーユ・モラーヌ(バリトン)、フランス国立放送合唱団、フランス国立放送少年合唱団、フランス国立管弦楽団
【録音】1960年11月、パリ
《CD 11》メンデルスゾーン:1-4) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、5-8) 交響曲第5番ニ短調Op.107『宗教改革』
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1960年4月(1-4)、1961年1月(5-8)、ベルリン
《CD 12》シューベルト:1-4) 交響曲第5番変ロ長調D485、5-8) 交響曲第6番ハ長調D589
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1961年1月、ベルリン
《CD 13》1-3) フランク:交響曲ニ短調
【演奏】ベルリン放送交響楽団
【録音】1961年1月、ベルリン
《CD 14》ブリテン:1-17) 青少年のための管弦楽入門Op.34(ロリン・マゼールのテキストによる)、18-24) 交響的物語『ピーターと狼』Op.67(英語版)
【演奏】ロリン・マゼール(1-17)、アレック・クランズ(18-24)(ナレーター)、フランス国立管弦楽団
【録音】1962年2月、パリ
《CD 15》1-4) チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1960年6月、ベルリン
《CD 16》シューベルト:1-4) 交響曲第2番変ロ長調D125、5-8) 交響曲第3番ニ長調D200
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1962年3月、ベルリン
《CD 17》1-24) ラヴェル:歌劇『スペインの時』
【演奏】ジャーヌ・ベルビエ(メッゾ・ソプラノ)、ジャン・ジロドー、ミシェル・セネシャル(テノール)、ガブリエル・バキエ(バリトン)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バス・バリトン)、フランス国立管弦楽団
【録音】1965年2月、パリ
《CD 18》ファリャ:1-13) バレエ組曲『恋は魔術師』、バレエ『三角帽子』14) 第1組曲より「粉屋の女房の踊り」、15-17) 第2組曲より(近所の人たちの踊り/粉屋の踊り/終幕の踊り)
【演奏】グレース・バンブリー(メッゾ・ソプラノ)(1-13)、ベルリン放送交響楽団
【録音】1965年6月、ベルリン
《CD 19-20》ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』
【演奏】カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、オードリー・マイケル、エレーナ・オブラスツォワ(メッゾ・ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、レナート・ブルゾン、ウラディミーロ・ガンツァロッリ、ルイジ・デ・コラート(バリトン)、グウィン・ハウエル(バス)、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団・合唱団
【録音】1979年6月、ロンドン
《CD 21》バルトーク:1-5) 管弦楽のための協奏曲Sz.116、6-7) 2つの映像Sz.46(第1曲:花ざかり/第2曲:村の踊り)
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1979年12月、ベルリン
《CD 22》チャイコフスキー:1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、4) 憂鬱なセレナードOp.26
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1979年12月、ベルリン
《CD 23》J.シュトラウス2世:1) 喜歌劇『こうもり』序曲、2) 新ピチカート・ポルカOp.449、3) 常動曲Op.257、4) ワルツ『ウィーン気質』Op.354、5) 山賊のギャロップOp.378、6) 喜歌劇『こうもり』よりチャルダーシュ「ふるさとの調べよ」、7) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『ことづて』Op.240、8) オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』序曲、J.シュトラウス2世:9) 行進曲『フランツ・ヨーゼフ1世万歳』Op.126、10) ポルカ『蜃気楼』Op.330、11) ツィーラー:ポルカ『気もはればれと』Op.386、12) J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314、13) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1980年1月、ウィーン(ライヴ)
《CD 24》J.シュトラウス2世:1) 喜歌劇『ジプシー男爵』より入場行進曲、2) ワルツ『南国のばら』Op.388、3) ヨハン2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ、ヨーゼフ・シュトラウス:4) ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271、5) ワルツ『トランスアクツィオン』Op.184、6) J.シュトラウス1世:ギャロップ『ため息』Op.9、J.シュトラウス2世:7) ポルカ・シュネル『恋と踊りに熱中』Op.393、8) トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214、9) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『女心』Op.166、J.シュトラウス2世:10) ワルツ『春の声』Op.410、11) エジプト行進曲Op.335、12) 加速度円舞曲Op.234、13) ポルカ・シュネル『浮気心』Op.319、14) 爆発ポルカOp.43(M.シェーンヘル編)
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1981年1月、ウィーン(ライヴ)
《CD 25》1-4) ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1981年3月、ウィーン
《CD 26》1-7) ツェムリンスキー:抒情交響曲Op.18
【演奏】ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1981年3月、ウィーン
《CD 27》ラフマニノフ:1-3) 交響曲第3番イ短調Op.44、4) 死の島Op.29
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1981年11月、ベルリン
《CD 28》J.シュトラウス2世:1) 皇帝円舞曲Op.437、2) ポルカ・シュネル『エレクトロファー』Op.297、3) ポルカ・フランセーズ『どういたしまして』Op.372、4) エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『駅伝馬車で』Op.259、5) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』Op.212、6) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲、7) J.シュトラウス1世:カチューシャ・ギャロップOp.97(M.シェーンヘル編)、8) ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカOp.269(合唱ヴァージョン)、J.シュトラウス2世:9) ワルツ『もろびと手をとり』Op.443、10) ポルカ・シュネル『観光列車』Op.281、11) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
【演奏】ウィーン少年合唱団(3, 8)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1982年1月、ウィーン(ライヴ)
《CD 29》ドヴォルザーク:1-4) 交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』、5) 序曲『謝肉祭』Op.92
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1982年10月、ウィーン
《CD 30》ラフマニノフ:1-4) 交響曲第2番ホ短調Op.27
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1982年12月、ベルリン
《CD 31》1) J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンのボンボン』Op.307、ヨーゼフ・シュトラウス:2) ポルカ・シュネル『自転車』Op.259、3) ポルカ・マズルカ『とんぼ』Op.204、J.シュトラウス2世:4) ポルカ・シュネル『ハンガリー万歳』Op.332、5) ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325、6) ヨーゼフ・シュトラウス:喜歌劇『ヴェネツィアの一夜』序曲、J.シュトラウス2世:7) ポルカ・シュネル『百発百中』Op.326、8) ワルツ『レモンの花咲くところ』Op.364、9) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『遠方から』Op.270、10) J.シュトラウス2世:喜歌劇『インディゴと40人の盗賊』序曲
【演奏】カール・スヴォボダ(ツィター)(5)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年1月、ウィーン(ライヴ)
《CD 32》1) J.シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲、ヨーゼフ・シュトラウス:2) ポルカ・マズルカ『踊るミューズ』Op.266、3) ワルツ『天体の音楽』Op.235、J.シュトラウス2世:4) ポルカ・シュネル『雷鳴と電光』Op.324、5) ワルツ『朝の新聞』Op.279、ヨーゼフ・シュトラウス:6) ポルカ・マズルカ『解放された女』Op.282、7) ワルツ『水彩画』Op.258、8) ランナー:ワルツ『宮廷舞踏会』Op.161
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1979年11月(1, 3, 5, 7)、1982年1月(ライヴ)(2, 4, 6, 8)、ウィーン
《CD 33》1-4) ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調Op.70
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年2月、ウィーン
《CD 34》R.シュトラウス:1-9) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30、10) 交響詩『マクベス』Op.23
【演奏】ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)(1-9)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年2月、ウィーン
《CD 35》ラフマニノフ:1-3) 交響的舞曲Op.45、4) 歌劇『アレコ』より間奏曲、5) ヴォカリーズOp.34 No.14
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年3月、ベルリン
《CD 36》1-5) R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年10月、ウィーン(ライヴ)
《CD 37》ベルリオーズ:1-4) 交響曲『イタリアのハロルド』Op.16、5) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9
【演奏】ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)(1-4)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1984年4月、ベルリン
《CD 38》ラフマニノフ:1-4) 交響曲第1番ニ短調Op.13、5) 幻想曲『岩』Op.7
【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1984年4月(1-4)、6月(5)、ベルリン
《CD 39》1-4) リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』Op.35
【演奏】レオン・シュピーラー(ヴァイオリン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1985年2月、ベルリン
【演奏】ロリン・マゼール(指揮)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2023年04月10日 00:00