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アンタル・ドラティ『マーキュリー・マスターズVol.1―モノラル録音集』(31枚組)~初CD化多数!

アンタル・ドラティ

アメリカのクラシック録音の黄金時代が蘇る、20世紀の巨匠によるモノラル録音集。CD31枚組BOXセット

「マーキュリー・マスターズ」シリーズから、ラファエル・クーベリックとシカゴ交響楽団、ポール・パレーとデトロイト交響楽団に続いて、今回はスリリングなオーケストラ演奏と見事なオーディオ技術の結晶、アンタル・ドラティとミネアポリス交響楽団のモノラル録音が初めてまとめて発売されます。
新規リマスタリングされたこのセットはアメリカのクラシック録音の黄金時代を再現し、そのほとんどが初CD化となっています。CD31枚組ボックス・セット。限定盤。オリジナル・ジャケット仕様。「マーキュリー・マスターズVol 2」のステレオ録音集も発売が予定されています。

ハンガリー出身の指揮者アンタル・ドラティは1949年にミネアポリス交響楽団の音楽監督に就任し、その後すぐにこの楽団を世界一流のオーケストラに育て上げました。マーキュリーは1952年から、ドラティが辞任する1960年まで一緒に録音を続け、51枚のアルバム(24枚のモノラル録音と27枚のステレオ録音)を作りました。そこには彼が音楽監督を務めた11年間にオーケストラとともに築き上げたものが遺されています。
マーキュリーに長年関わったチーフ・エンジニアのロバート・ファインとプロデューサーのウィルマ・コザートの息子であるトーマス・ファインによりオリジナル音源から新規リマスタリングされました。

ストラヴィンスキーの激しい『火の鳥』で始まり、同時代のハンガリーの2つの作品、比類ない才能にあふれたコダーイの『孔雀』変奏曲とバルトークのセンセーショナルな『中国の不思議な役人』で終わります。バレエ指揮者として評価の高いドラティのチャイコフスキーの3つのバレエも注目です。伝説の大序曲『1812年』はディームズ・テイラーによる「メイキング」のナレーションが付いたオリジナルのものが収録されています。テイラーはブリテンの『青少年のための管弦楽入門』とチャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』組曲のナレーションも担当しています。Jerry Terheydenのナレーションによる3つの珍しい音楽ストーリーもあります。最後の2つのアルバムはシカゴ交響楽団との演奏です。

「このような録音は他にはない。そしてこれからもないだろう…それは本物であるように聞こえなければならない…再生した音の芸術でこれを超えることは可能だろうか?」―『The New Records』(1959年)(チャイコフスキーの大序曲『1812年』について)
(ユニバーサルミュージック)

【曲目】
《CD 1》
1) ボロディン:交響曲第2番ロ短調*
2) ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』組曲
【録音】1951年2月

《CD 2》
1) ベルリオーズ:『ローマの謝肉祭』序曲*
ラヴェル:
2) 亡き王女のためのパヴァーヌ*
3) 道化師の朝の歌*
4) ドビュッシー:夜想曲*
【録音】1951年2月

《CD 3》
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64*
【録音】1952年4月

《CD 4》
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』Op.35*
【演奏】
ラファエル・ドルイアン(ソロ・ヴァイオリン)
【録音】1952年4月

《CD 5》
1) メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』*
2) モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550*
【録音】1952年4月

《CD 6》
レスピーギ:
1) 交響詩『ローマの松』*
2) 交響詩『ローマの噴水』*
【録音】1952年12月

《CD 7》
R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40*
【録音】1952年12月

《CD 8》
1) ガーシュウィン:歌劇『ポーギーとベス』(交響的絵画)*
2) グールド:Spirituals in Five Movements*
【録音】1952年12月

《CD 9》
ベートーヴェン:
1) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』*
2)『エグモント』序曲Op.84*
3)『コリオラン』序曲Op.62*
4)『レオノーレ』序曲第3番Op.72b*
【録音】1953年2月

《CD 10》
コープランド:交響曲第3番
【録音】1953年2月

《CD 11》
J.シュトラウス2世:
1) ワルツ『ウィーン気質』Op.354*
2) ワルツ『酒、女、歌』Op.333*
3) ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325*
4) 皇帝円舞曲Op.437*
【録音】1953年2月

《CD 12》
ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』*
【録音】1953年12月

《CD 13》
チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』Op.71*
【録音】1953年12月

《CD 14》
バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz.116*
【録音】1953年12月

《CD 15》
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14*
【録音】1953年12月

《CD 16》
ラヴェル:バレエ『ダフニスとクロエ』*
【録音】1954年12月

《CD 17》
レスピーギ:
1) 交響詩『ローマの祭り』
2) 教会のステンドグラス
【録音】1954年11月

《CD 18》
1) ヒナステラ:協奏的変奏曲Op.23
2) ブリテン:青少年のための管弦楽入門Op.34
【録音】1954年11月

《CD 19-20》
チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』Op.20
【演奏】
ラファエル・ドルイアン(ソロ・ヴァイオリン)
【録音】1954年12月

《CD 21》
チャイコフスキー:
1) 大序曲『1812年』Op.49
2) 大序曲『1812年』についての語り
3) イタリア奇想曲Op.45
【演奏】
ディームズ・テイラー(ナレーター)
【録音】1954年12月(1)、1954年(2)、1955年12月(3)

《CD 22》
1) ブリテン:青少年のための管弦楽入門Op.34(ナレーション付き)*
2) チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』組曲Op.71a(ナレーション付き)*
【演奏】
ディームズ・テイラー(ナレーター)
【録音】1954年11月(1)、1953年12月(2)

《CD 23》
ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』*
【録音】1955年4月

《CD 24-26》
チャイコフスキー:バレエ『眠りの森の美女』Op.66*
【録音】1955年4月

《CD 27》
ブラームス:
1) 悲劇的序曲Op.81(モノラル)*
2) 大学祝典序曲Op.80(モノラル)*
3) 交響曲第3番ヘ長調Op.90*
4) 悲劇的序曲Op.81(ステレオ)*
5) 大学祝典序曲Op.80(ステレオ)*
【録音】1955年11月(1. 2. 4. 5)、4月(3)

《CD 28》
ベートーヴェン:
1) 交響曲第4番変ロ長調Op.60*
2) 交響曲第8番ヘ長調Op.93*
【録音】1955年11月

《CD 29》
チャイコフスキー:
1) The Story of the Nutcracker Prince*
2) The Story of the Twelve Dancing Princesses*
3) R.シュトラウス:The Story of Till Eulenspiegel’s Merry Pranks*
【演奏】
Jerry Terheyden(ナレーター)
【録音】1953年12月(1, 2)、1955年12月(3)

《CD 30》
1) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759『未完成』*
2) チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』*
【録音】1954年1月

《CD 31》
1) コダーイ:ハンガリー民謡『孔雀』による変奏曲
2) バルトーク:『中国の不思議な役人』組曲Op.19【録音】1954年1月

*初CD化

【演奏】
アンタル・ドラティ(指揮)
ミネアポリス交響楽団(CD1-CD 20, CD 21: 1, 3, CD 22-CD 29)
シカゴ交響楽団(CD 30, CD 31)

【録音場所】
ミネアポリス(CD1-CD 20, CD 21: 1, 3, CD 22-CD 29)
ニューヨーク(CD 21: 2)
シカゴ(CD 30, CD 31)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年04月14日 00:00