クリティカル・エディションによる初録音!ボルトン&バーゼル響~サン=サーンス:交響詩集
[Prospero Classical 公式チャンネルより]
サン=サーンスの交響詩全4曲
耳をくすぐる美しい音の流れと巧みな楽器法
クリティカル版による初録音
サン=サーンス(1835-1921)の没後100年記念として2021年に録音された交響詩集。バーゼル交響楽団とその首席指揮者アイヴォー・ボルトンによる演奏です。繊細なひびきを美しくとらえた好録音で、サン=サーンスの流麗な音楽を満喫できます。新たな版のスコアを使った初録音というのも興味深いポイント。
リストが創始した交響詩というジャンルは、色彩的な情景描写を得意としたフランスの作曲家たちが受け継ぎました。サン= サーンスはその筆頭と言える存在で4 曲の交響詩を残しています。どれも分かりやすい物語を巧妙なオーケストレーションで自然に音楽化した佳品。美しいハープの用法なども花を添え、じつに耳を愉しませてくれます。勝利の大祝宴をアラビア風の野太い旋律で描いた、熱気あふれるバレエ音楽「バッカナール」を併録。
(キングインターナショナル)
『サン=サーンス:交響詩集』
【曲目】
サン=サーンス(1835-1921):
歌劇『サムソンとデリラ』 Op.47より バッカナール
交響詩『ファエトン』 Op.39
交響詩『ヘラクレスの青春』 Op.50
交響詩『オンファールの糸車』 Op.31
交響詩『死の舞踏』 Op.40
※ベーレンライター版、ヒュー・マクドナルド氏による新たなクリティカル・エディションによる初録音
【演奏】
アイヴォー・ボルトン(指揮)
バーゼル交響楽団
【録音】
2021年7月(バッカナール)、2021年2月(交響詩)、スタッドカジノ・バーゼル
『オンファールの糸車』(1871)…ギリシア神話。女王オンファールの女性的な魅力にヘラクレスが屈する様を描く。
『ファエトン』(1873)…ギリシア神話。馬車で太陽を駆けるファエトンが暴走し、地に落ちてくる。父ゼウスはやむなく雷光で息子もろとも消し去り、地上の危機を払う。
『死の舞踏』(1874)…フランスの詩人アンリ・カザリスの詩をもとに作曲。真夜中の墓場で踊りだす骸骨。鶏が朝を告げると、骸骨は墓へと帰っていく。
『ヘラクレスの青春』(1877)…ギリシア神話。快楽の煩悩におぼれた若きヘラクレスが、英雄としての威厳を取り戻すまでの成長譚。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年04月26日 00:00