ブルガリアの近代作曲家パンチョ・ヴラディゲロフの舞台音楽集(2枚組)
近年注目が高まる作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ね、1978年に世を去って以降もブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物として後進たちに強い影響を与えています。
彼は生涯、後期ロマン派の伝統に基づく調性音楽を書き、その多くはブルガリア民謡に根差したものでしたが、舞台作品においては国際的な題材を用いています。
『スカンディナヴィア組曲』はスウェーデンの小説家アウグスト・ストリンドベリの戯曲、シェイクスピアの『十二夜』、中国を題材にしたクラブント(本名アルフレート・ヘンシュケ)の『白墨の輪』、エキゾチックな雰囲気を湛えたバーナード・ショウの戯曲『シーザーとクレオパトラ』など多彩な題材による作品が楽しめます。
全ての作品は作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):舞台音楽集
【CD1】
1-6. スカンディナヴィア組曲 Op. 13 - アウグスト・ストリンドベリ 『Ett Drömspel』の付随音楽に基づく
7-9. 3つの歌 - ウィリアム・シェイクスピアの喜劇 『十二夜』に基づく
7. 1. Lied der Viola
8. 2. Liebeslied des Narren
9. 3. Lied des Narren
10-17. 組曲 - オルリン・ヴァシリエフの舞台『幸福』のための付随音楽から
18-21. 4つの歌曲 Op. 19 - クラブントの劇 『白墨の輪』から
18. 1. Lied der Jau
19. 2. Lied der Heitang
20. 3. Lied des Tschang Ling
21. 4. Soldatenlied
『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 - バーナード・ショーの劇による
22. 第1曲. 砂漠のノクターン
【CD2】
『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 - バーナード・ショーの劇による
1. 第2曲. ロマンスとケーク=ウォーク
バレエ音楽『湖の伝説』 Op. 40
2-5. 管弦楽組曲第1番
6-8. 管弦楽組曲第2番
【演奏】
ルミヤーナ・ヴァルチェヴァ・エヴローヴァ(ソプラノ)…CD1:7、17-19
パヴェル・ゲルジコフ(バス)…CD1:8、9、20、21
ブルガリア国立放送合唱団…CD1:13、17
ブルガリア国立放送交響楽団
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)
【録音】
1970-1975年
Balkanton, Sofia(ブルガリア)
総収録時間:162分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年05月11日 00:00