山下達郎『CIRCUS TOWN』｜TOWER RECORDS LOVES...TATSURO YAMASHITA

ポップマエストロとしての原点。74年のソロデビュー作。

シュガーベイブ！ナイアガラトライアングルVol.1を経てソロとして初のアルバム。音の探究者らしく、音に拘りきった結果NY、LAで録音され、超一流ミュージシャンを多数起用。故に当然のことながらその音のクオリティは到底76年とは思えない完成度。カラフルな表題曲の(1)を筆頭に、達郎流ファンク(2)達郎流ドゥー=ワップ(5)達郎＝夏を象徴する名曲(8)…etc 様々な音の影響を見事に消化し、新たなジャパニーズポップスとして消化することに成功。ポップマエストロとしての原点であり、その後の活動の指標となる名作。（タワーレコード 武田 晃）

この時まだ20代前半！記念すべきソロデビュー作！

シュガーベイブ解散後、単身渡米しNYとLAで録音されたソロデビュー作。大きなステージで映えるために、これまでの8ビートから16ビートにシフトチェンジして作られた(1)、バンド時代からステージで演奏していたファンキーチューン名曲(2)と、現在のライブでも定番の重要曲が冒頭を飾る。NY録音のファンキーな（レコードでいう）A面とは対照的に、B面（CD(5)～）はリラックスムードなLA録音。半数以上手がけた吉田美奈子の歌詞の貢献度も高い。当時セールス的には厳しかったが、のちの「RIDE ON TIME」でのブレイクは今作でのベースがあってこその重要作！（タワーレコード 佐藤 圭亮）

1stにして完成系。タツローサウンドを極めるならまずここを。

シュガーベイブの解散後、単身NY/LAにわたり録音されたソロデビュー作。憧れのミュージシャンをそろえ、黄金タツローサウンドの足掛かりにして完成系ともいえる音世界はすでに確立されており、(1)(2)は特にのちの大ヒットへとつながる重要な軌跡。アナログ盤のA面B面(CDで言うと～(4)までと(5)～)でNY→LAへと移動した変化も感じ取りつつお楽しみください。（タワーレコード 長岡 真由）