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山下達郎『SONORITE』|TOWER RECORDS LOVES...TATSURO YAMASHITA

山下達郎


え、ラップ?!といった驚きもありつつも達郎としか言いようのない音

リリース時点で既発表だった曲が多いことや、直近に『RARITIES』があったことから、RARITIES2な見方もされるが、オリジナル・アルバムである。なんといってもケツメイシのRYOによるラップをフィーチャーした「KISSからはじまるミステリー」が耳を引く。全体的にタイアップの曲が多いのとpro toolsを使用し始めたことも関係するのか、アレンジがひじょうに挑戦的でかつバラエティに富んでいて、隠し味的な楽器が随所に入ってくるのが興味深く、1時間超でも飽きさせない。「星に願いを」のカヴァーあり。(タワーレコード 中上 雅夫)



どんな音楽ジャンルもスタイルも達郎さんワールドの楽曲に

2005年に発売となった達郎さん通算12作目のスタジオ・アルバム。今作からpro toolsを使用し始めたこともあり、達郎さん本人曰く「サウンドを作り上げるのに苦心した」とのこと。それでも楽曲は達郎さん節炸裂。初めて聴いた際は「達郎さんがラップ!?」と2曲目の「KISSからはじまるミステリー」には驚いた記憶ありましたが、バラエティーに富んだ今作は、聴けば聴くほど達郎さんの音楽観を感じれる1枚に。『Sonorite』(ソノリテ)という意味は、”音色・音の響き具合”とのことで、タイトルからも職人、達郎さん節満載。(タワーレコード 森田 祐介)



Pro Tools導入でレコーディングが変化。実は難産アルバム。

現在では当たり前になっているPro Toolsだが2002年にPro Tools HDがリリースされ音楽制作の現場に一気に広まった感がある。達郎さんもそれまでのマルチトラックレコーダーが使用出来なくなり本作から導入。当時洋邦の作品でPro Toolsの影響でサウンド変化で「あれっ?」という作品が多かったが達郎さんもサウンド作りに苦労したそう。(1)(2)のいかにもなナンバーも相当な苦労があったのだろう(ラップにはビックリしましたが)個人的には(3)(4)が本作のクライマックス。タイトルは「音の響き具合」という意味でいつも以上に気をつかったのだろう。(タワーレコード 熊谷 祥)



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