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ラルテ・デル・モンド/ガッザニーガ:歌劇“アルチーナの島”~モーツァルトと同時代に活躍したガッザニーガの名作

モーツァルトと同時代にヴェネツィアで活躍した作曲家・ガッザニーガによる、貴重なオペラブッファ作品の全曲録音盤。

モーツァルトの同名の歌劇に影響を与えたという歌劇「ドン・ジョヴァンニ」が代表作として知られるイタリアの作曲家ジュゼッペ・ガッザニーガ (1743-1818)。台本作者ダ・ポンテはこのガッザニーガのオペラを研究し、それを下敷きにして「ドン・ジョヴァンニ」の台本を書いたともいわれています。そしてガッザニーガのオペラでもう1曲、大きな成功を収めたのが、今回発売されるオペラブッファ「アルチーナの島」(L'Isola d'Alcina) です。 1772 年にヴェネツィアで初演され、すぐに大人気となりました。台本はジョヴァンニ・ベルターティで、ルドヴィコ・アリオストの叙事詩「狂えるオルランド」(Orlando furioso)に基づいています。この物語は、さまざまな国籍 (スペイン、ドイツ、フランス、イギリス) の4人の男が伝説の魔術師アルチーナの神秘的な島に到着し、物語の過程であらゆる種類の理性のテストと誘惑にさらされる様子を描いています。力強いアリアや二重唱がふんだんにちりばめられ、コミカルでありながら(特にイギリス人とドイツ人は誇張され)叙情的な真の感情の瞬間も含まれています。知られざる歌劇やオラトリオの復活演奏や録音で名を成しているヴェルナー・エールハルト指揮するラルテ・デル・モンドと実力派の歌手たちが作品の理想的な再現に貢献しています。
(ソニーミュージック)

【曲目】
ジュゼッペ・ガッザニーガ (1743-1818):
歌劇『アルチーナの島』(全曲)

【演奏】
フランチェスカ・ロンバルディ・マッツーリ(ソプラノ)
アリーチェ・マデッドゥ(ソプラノ)
マルゲリータ・マリア・サーラ(メゾ・ソプラノ)
エンリコ・イヴィーリア(テノール)
ケーリ・ブッシ(テノール)
フロリアン・ゲッツ(バリトン)
ウィリアム・ウォレス(テノール)
ホセ・アントニオ・ロペス(バス)
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)

【録音】
2022年21-23日、ドイツ、レバークーゼン、バイエル・レクリエーションハウス

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年08月04日 12:00