テリー・ライリー 待望の新譜は小淵沢での録音!『Terry Riley STANDARDⓈAND-Kobuchizawa Sessions #1-』
Telly Riley (テリー・ライリー)
『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sessions #1-』
(ヨミ:テリー・ライリー・スタンダーズアンド 小淵沢〈コブチザワ〉セッションズ シャープワン)
発売日:2023年10月4日(水)〈前日店頭入荷・販売開始〉
形態:CD 全10曲インストゥルメンタル音源収録
品番:SHIGERU-001
JAN:4997184180061
税抜定価:2,727円
税込定価:3,000円
レーベル:STAR/RAINBOW RECORDS 星と虹レコード
販売元:TOWER RECORDS
※デジタル・リリースの予定は現時点では未定となっております
■全10曲収録内容(カバー6曲+オリジナル4曲)
1.Isn't It Romantic? (5:48) ヨミ:イズントイットロマンティック? ※カバー曲
(オリジナル:Lorenz Hart / Richard Rodgers)
2.Blue Room (6:09) ヨミ:ブルー・ルーム ※カバー曲
(オリジナル:Lorenz Hart / Richard Rodgers)
3.The Best Thing for You (Would Be Me)(4:28) ヨミ:ザ・ベスト・シング・フォー・ユー ※カバー曲
(オリジナル:Irving Berlin)
4. 'Round Midnight (4:44) ヨミ:ラウンド・ミッドナイト ※カバー曲
(オリジナル:Bernard D. Hanighen, Thelonious S. Monk & Charles Cootie Williams)
5.Ballade for Sara & Tadashi (Piano)(4:36) ヨミ:バラード・フォー・サラ・アンド・タダシ(ピアノ) ※オリジナル曲
6.Pasha Rag(6:10) ヨミ:パシャ・ラグ ※オリジナル曲
7.Ballade for Sara & Tadashi (Synth)(5:31) ヨミ:バラード・フォー・サラ・アンド・タダシ(シンセ)※オリジナル曲
8.Yesterdays(8:39) ヨミ:イエスタデイズ ※カバー曲
(オリジナル:Jerome Kern / Otto Harbach)
9.It Could Happen To You(5:44) ヨミ:イット・クッド・ハップン・トゥ・ユー ※カバー曲
(オリジナル:Jimmy Van Heusen / Johnny Burke)
10.Gotcha Wakatcha(0:43) ヨミ:ガッチャ・ワカッチャ ※インプロヴィゼーション・オリジナル曲
録音:2020年3月11日~13日 マスタリング2023年
【演奏】
Terry Riley
YAMAHA S400B (M-1, 2, 3, 4, 5 & 9)
Nord Stage 3 (M-6, 7, 8 & 10)
Voices (M-10)
Sara Miyamoto
Voices (M-10)
Produced by Tadashi Miyamoto
Co-Produced by Sara Miyamoto
All Songs Arranged by Telly Riley
【録音】
Recorded at
Yatsugatake Hoshi to Niji Recording Studio
Kobuchizawa, Yamanashi, JAPAN
on
March 11, 2020 (M-1, 2 & 4)
March 12, 2020 (M-3, 5, 7, & 9)
March 13, 2020 (M-6, 6 & 10)
星と虹レコード ロゴ
■CD 購入者 共通特典:初回プレス盤限定 封入特典ステッカー(5㎝正方形角)
特典ステッカー図柄
■タワーレコード購入者オリジナル特典:非売品ポストカード特典
2023年9月21日 ポストカード画像解禁!
NMNLポスター絵柄
■作品概要
『A Rainbow in Curved Air』 『in C』などの代表作で知られる巨匠Terry Riley(テリー・ライリー)は現在日本在住。待望の新譜は、’20 年初春来日直後、まだ移住を決める前の山梨県小淵沢での録音。ニュー・アルバムのタイトルは『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sessions #1-』(SHIGERU-001)。(※タイトルのカッコで囲んでいるS は正式には“丸で囲んだS”となります)
JAZZ スタンダードとオリジナル楽曲で構成され、緻密かつ繊細なピアノとサイケなシンセサイザーの幅広いサウンドで彩られた本作は、「即興演奏家」としての彼の本質を鮮明に記録した名盤誕生。全10曲のうち、6曲がカバー曲、4曲がオリジナル曲となります。若き日のパリ滞在時代にJAZZ スタンダードに親しみ、今回のカバー作品に繋がっているとのこと。アルバム発売日は2023年10月4日(水)。現時点では音源配信の予定は未定となります。
CD 購入者の共通特典に、テリー・ライリーが杖で天を指しているポーズに虹色で名前が入ったステッカーを封入。タワーレコードオリジナル特典として、非売品ポストカードが先着で付きます。
リリースを記念したコンサートツアーを2023年10月より開催決定。御年88 歳。生ける伝説のアーティストの活発な動きから、目が離せません!
ブックレット掲載 テリー・ライリー本人による解説文
素晴らしき運命の悪戯によって、2020年初頭から日本に住むことになりました。
世界ツアーの最初期、佐渡でのプロジェクトのために現地視察をする必要があり日本を訪れたのですが、コロナによってその後のツアー日程が全て崩壊。特に他に行く所も無かったので、ではしばらく滞在してみようか、となったのでした。
すると(弟子の)宮本沙羅の父、通称カフカがレコーディング・スタジオを持っており、しかもそこには非常に良いピアノがある事などが次々と判明。「そこでレコーディングをしないとね」となっていったのは、まるで自然に定められていたかのようでした。
彼女の夫である(宮本)端がプロジェクト・マネージャーとなり、東京からMokyというエンジニアの友人を招きました。シンセでも幾つか曲が録音できるように、Nord Stageというキーボードも借りました。
夜、非公開で行われたセッションは、自分としては「彼ら友人たちのためのコンサートである」という気持ちが根底にあったので、各楽曲も実際そのように奏でられました。
即興を編集し、抜粋を収録した”Gotcha Wakatcha”以外、いかなる編集もオーバダブも行われていません。
皆さんが手にしているこの贈り物について、ありのままに記すとこんな感じです。
“Pasha Rag” ”Ballade for Sara and Tadashi”だけ、オリジナル楽曲です。
「スタンダードを録音してみたら?」とは、友人や家族から長年言われていました。
子供の頃からずっと演奏してきたアメリカン・ソングブック、その珠玉の名曲の数は、偉大な作曲家たちの筆によって形作られた宝だと思っています。自曲を演奏するツアーに出る際にも、そうしたスタンダードの数々を即興でしばしば奏でてみることで準備をすることも少なくありません。
この芸術を発展させてきたのは偉大なるジャズ・ジャイアンツ達であることは重々認識しており、その聳え立つ巨大な峰の谷間に身を置くことに狼狽もしつつ、その中に皆さんが「好きだな」と感じられる何かを見つけてくれたら良いなと私は願っています。
また、これらの作品が私の音楽活動の中でどのような位置を占めているのか、少しでもご理解いただければ幸いです。
そして何より、これらの楽曲に対する私の深く変わらぬ愛が明らかになりますように。
テリー・ライリー
■Terry Riley(テリー・ライリー)Profile
作曲家・音楽家。1935年6月24日、カリフォルニア生まれの88歳。昔も今も、そして未来も、常に新しく、独創性に溢れる音楽を作り続ける音楽界の大巨匠。初期の名盤『in C』(1964年)はミニマル・ミュージックの金字塔として輝き続け、『A Rainbow in Curved Air』(1969年)はサイケデリックを代表する不朽の名盤となり、その後登場するアンビエント・ミュージックにも大きな影響を与えている。また、レイヴ・パーティーの原型となった「All-Night Concert」の開催、インド音楽から影響を受けた彼の作品はサンプリング/ループの原型となってクラブ・カルチャーにまで影響を及ぼすなど、1960年代から行なってきた革新的な音楽活動は、ジャンルを超え、今なお世界の音楽シーンの礎であり、未来を照らす光となっている。
横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。2020年より山梨県在住。鎌倉で月一度、ラーガ教室「Kirana East」も行っている。
■オフィシャルX(旧Twitter)
https://twitter.com/TerryRiley_info