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フィリップ・ビアンコーニによる新録音はラヴェル:ピアノ作品全集!(2枚組)


[La Dolce Volta 公式チャンネルより]

ビアンコーニ、ラヴェル作品全集の登場

巨匠ビアンコーニによる、ラヴェル全曲録音の登場。イタリアの姓を持ち、ニースに生まれ育ち、世界でキャリアを築き、現在はエコール・ノルマルで教鞭を執る巨匠ビアンコーニ。『最後のドビュッシー』でもきわめて高く評価されましたが、このたび、初めてラヴェルを録音してから約30年の時を経て、全集というかたちでの新録音登場となります。

高音の響きも美しい≪水の戯れ≫も、きらびやかな水の輝き、というよりもどこか暗さを感じさせ、決して重さはないのに煙たく澱んだ空気をまとっています。ビアンコーニがたどりついた境地だからこそなしえたラヴェルの響きが実現されています。≪道化師の朝の歌≫でも、気品ある軽やかさ、それでいてやはり朝のもやのかかった空気も感じさせます。
ラヴェルの音楽の魔法のような響きと魅惑的でまばゆい外観の向こう側で、ビアンコーニは光と影のあいだを揺れ動き、情熱と官能、深遠さを引き出しています。どの作品も、端正で完璧、それでいて思わぬ暗さにハッとさせられる演奏。新しい発見に満ちています。
≪マ・メール・ロワ≫ではEVIDENCEレーベルからCDをリリースしている1990年生まれの気鋭奏者、クレマン・ルフェーヴルをゲストに迎えました。≪妖精の園≫では驚くべき深遠な世界が展開されています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ラヴェル:ピアノ作品全集
[CD1]
1. 水の戯れ [5:13]
2. 鏡 [28:10]
3. 古風なメヌエット [6:07]
4. 亡き王女のためのパヴァーヌ [6:00]
5. ソナチネ [11:17]
6. メヌエット 嬰ハ短調 [1:04]
7. 高雅で感傷的なワルツ [14:11]

[CD2]
1. グロテスクなセレナード [3:38]
2. 夜のガスパール [22:18]
3. ハイドンの名によるメヌエット [1:50]
4. ボロディン風に [1:38]
5. シャブリエ風に [1:45]
6. 前奏曲 [1:39]
7. クープランの墓 [23:21]
8. マ・ メール・ ロワ(ピアノ4手連弾版)* [14:36]

【演奏】
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
*クレマン・ルフェーヴル(ピアノ)

【録音】
2022年4月11-18日、アルセナル=メス、音楽都市

※日本語帯・解説付

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年09月06日 00:00