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ミロシュ、ソニー・クラシカル移籍第1弾!『バロック』


[Passacaglia/milosguitar 公式チャンネルより]

今日のクラシック・ギター・リバイバルを牽引してきたスーパースター、ミロシュが、ソニー・クラシカルへ移籍!レーベル・デビューはバロック音楽アルバム。

今日のクラシック・ギター・リバイバルを牽引してきたスーパースター、ミロシュが、ソニー・クラシカルからデビュー・アルバムをリリースし、その類まれなキャリアの新たな時代を迎えようとしています。2011年にデビュー・アルバムが全英クラシック・チャートで28週連続1位を獲得し、驚異的なブレイクを果たして以来、ミロシュは世界の主要なコンサート会場でソロ・リサイタルや協奏曲を演奏し、国際的なキャリアを築いてきました。ミロシュのこれまでのアルバムは50万枚以上のセールスを記録し、複数の地域のクラシック・アルバム・チャートを制覇し、クラシカルブリット賞、エコー・クラシック賞、2つのグラモフォン賞を受賞。また、BBCミュージック・マガジンは「過去100年のベスト・クラシック・ギタリスト6人」に選び、ニューヨーク・タイムズ紙は「今日最もエキサイティングでコミュニケーション能力の高いクラシック・ギタリストのひとり」として挙げています。バロックからビートルズをはじめとする現代音楽まで、彼の幅広い音楽的影響とレパートリーにより、世界中に熱狂的なファンを持ち、クラシック・ギターの魅力を新しい世代のリスナーに紹介しています。

「バロック」と題されたソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムでは、ミロシュ自身が厳選したバロック作品を収録。独奏曲のほか、ジョナサン・コーエンとピリオド楽器とモダン楽器を使い分けるアンサンブル、アルカンジェロとのコラボレーションも実現。鍵盤楽器や弦楽器のために書かれた作品をギターで演奏しています。編曲が必要な作品では、ロンドンの王立音楽アカデミーで共に学び、現在は素晴らしい創造的コラボレーションを共有するイギリスの著名なギタリスト&リュート奏者、マイケル・ルーインが編曲を手掛けています。

「バロック」は、ミロシュのキャリアに新たな節目を告げるものです。ミロシュはこのアルバムについてこう語っています———「音楽家としての人生をスタートさせた当初から、私はバロック音楽のレパートリーの驚くべき多様性と衝撃的なエネルギーに深くインスパイアされてきました。この黄金時代の音楽は、神秘的で非凡、華やかで、しばしば果てしなく抒情的で、究極的には時代を超越しています。しかしバッハを除くと、クラシック・ギターの文脈の中では、私たちはまだその表面に触れることしかできていません。この思いが私を奮い立たせ、長年にわたり、より深く掘り下げ、実験し、共に考え、また編曲することで、ギターという楽器とそのバロック的な表現力の可能性について常に新しい扉を開いてきました。これまでの音楽人生で学んだこと、経験したこと、影響を受けたこと、さまざまな音楽的伝統のすべてがこのアルバムに集約されています」。

ミロシュはギターによるバロック音楽にありがちなスペイン音楽の文脈の中でというよりも、ヨーロッパの幅広い影響を受けたギター音楽という視座でアルバムを構成しています。ラモーからマルチェッロまで、9人の作曲家による光り輝く作品が選ばれており、しかもその大半はこれまでギター独奏で演奏されたことがないのです。それらはバロック音楽独特のキアロスクーロ的な性格を反映し、複雑な光と影のコントラストが施されています。マルチェッロのオーボエ協奏曲のアダージョ、スカルラッティのソナタニ短調、ヘンデルの組曲のメヌエット、ラモーの「芸術と時間」、クープランの「謎のバリケード(神秘的なバリケード)」などは、より内省的な色合いの濃い作品であり、一方ヴィヴァルディのフルート協奏曲第2番「夜」や「調和の霊感」に含まれている「4つのヴァイオリンのための協奏曲」からの楽章や、ボッケリーニのギター五重奏曲第4番のファンダンゴは、スリリングなヴィルトゥオジティの花火を聴かせてくれるのです。そして、このアルバムの中心にあるのは、9曲目に据えられたミロシュ自身のトランスクリプションによるバッハのシャコンヌで、ほかのバロックの作曲家たちの作品の様々な相貌の支柱となっています。

「このアルバムでは、ギター・サウンドが本来持っている親密さと典型的な美しさを保ちつつ、作品様式の多様性を備えたバロック音楽の新しいヴィジョンを伝えたいのです」と語るミロシュ。この類まれなギタリストの斬新な創造性がふんだんに盛り込まれたアルバム「バロック」が、彼の並外れた音楽活動の新たなマイルストーンとなることは間違いない。ミロシュはこのアルバムをひっさげ、今年11月にニューヨークのカーネギーホールで公演を行い、さらに2024年1月にはジョナサン・コーエンおよびアルカンジェロとの英国ツアーが予定されています。ミロシュという天才がレーベルに新たに加わることで、ジョン・ウィリアムズやジュリアン・ブリームをはじめとする伝説的ギタリストの録音を誇るソニー・クラシカルの比類なき音楽遺産がさらに充実すること必至。ご期待ください!
(ソニーミュージック)

【曲目】
1. D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K. 32

2. ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 第2番 ト短調「夜」RV 439~第4楽章:アレグロ *

3. ラモー:芸術と時間 *

4. ヘンデル:クラヴサン組曲 変ロ長調 HWV 434 ~ 第4楽章:メヌエット *

5. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV 580 (合奏協奏曲集『調和の霊感』作品3より)~ 第1楽章:アレグロ *

6. ヴァイス:パッサカリア ニ長調 Weizz SW 18.6

7. D.スカルラッティ:ソナタ へ短調 K. 466 *

8. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV 580(合奏協奏曲集『調和の霊感』作品3より) ~ 第3楽章:アレグロ *

9. J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ニ長調 BWV 1004 ~ シャコンヌ

10. マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調 ~ 第2楽章:アダージョ

11. ボッケリーニ:ギター五重奏曲 第4番 ニ長調 G. 448 ~ 第4楽章:ファンダンゴ

12. ヴァイス:幻想曲 ハ短調 WeissSV 9

13. クープラン:クラヴサン曲集第2巻、第6オルドル第6番より「謎のバリケード(神秘的なバリケード)」

14. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調 RV 82 ~ 第2楽章:ラルゲット *

*印は、マイケル・ルーウィン による編曲

【演奏】
ミロシュ(ギター)
ジョナサン・コーエン(指揮)[2, 5, 8, 10, 11, 14]
アルカンジェロ[2, 5, 8, 10, 11, 14]

【録音】
2023年3月15日~17日、4月7日、8日、22日~23日、ロンドン、アッパーノーウッド、聖ヨハネ福音協会、サフロン・ウォルデン、サフロンホール、モンマス、ウェイストーン・コンサートホール

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年09月08日 17:30