世界初映像化!クアトリーニ&オーケストラ・リ・オリジナーリ/ドニゼッティ:歌劇《キアラとセラフィーナ》
若きドニゼッティの秀作《キアラとセラフィーナ》200年の時を経て復活!――世界初映像化!
ドニゼッティ歌劇場&スカラ座アカデミア共同制作
舞台は17世紀、マヨルカ島。船長ドン・アルヴァロは、娘のキアラを連れて地中海を航海中に海賊に襲われ、奴隷として売られてしまいます。ドン・アルヴァロの盟友だったドン・フェルナンドは、その不在につけ込んで、ドン・アルヴァロのもうひとりの娘セラフィーナを籠絡して、その財産を乗っ取ろうと画策しますが、セラフィーナには既に結婚を誓った恋人ドン・ラミーロがいました。そこに長く苦しい奴隷生活から解放されたドン・アルヴァロとキアラが帰還し……
ドニゼッティは、ナポリ、ローマでの歌劇上演の成功を経て、20代半ばにしてミラノ・スカラ座より誉れある新作を委嘱されます。その歌劇《キアラとセラフィーナ》は、高名な作家フェリーチェ・ロマーニが台本を担当。しかし、その台本執筆の大幅な遅れにより、ドニゼッティは、ごく短期間での作曲を余儀なくされた上、リハーサルもままならない最悪のコンディションで初演(1822年10月26日)を迎えます。その結果、この作品は大不評を喫し、数回の舞台で打ち切られ、お蔵入りとなってしまいました。
本作は、その初演から200年を経た2022年12月、ドニゼッティの生地、ベルガモでの復活蘇演の舞台収録です。19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ、リ・オリジナーリを、このジャンルのエキスパート、セスト・クワルティーニが率い、新国立歌劇場の《フィガロの結婚》(2017年)のアルマヴィーヴァ伯爵役で日本でもお馴染みのピエトロ・スパニョーリを中心に、スカラ座アカデミアの若手歌手を起用。イタリアの著名な服飾デザイナーで演出家のジャンルカ・ファラスキによるポップでカラフルな仮装、衣装を身につけた歌手たちの溌剌とした演技と歌唱によって若きドニゼッティの意欲作を、鮮やかに現代に蘇らせました。
(ナクソス・ジャパン)
収録時間:153分
音声:イタリア語
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
収録時間:153分
音声:イタリア語
PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)
字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
【演目】
ガエターノ・ドニゼッティ(1797–1848):歌劇《キアラとセラフィーナ》
2幕のメロドランマ・セミセリオ(1822)
台本:フェリーチェ・ロマーニ
【出演】
キアラ ……グレタ・ドヴェーリ(ソプラノ)
セラフィーナ ……ファン・ジョウ(メゾ・ソプラノ)
ドン・メスキーノ ……ピエトロ・スパニョーリ(バス)
ドン・アルヴァロ/ドン・フェルナンド ……マティアス・モンカーダ(バス)
ドン・ラミーロ ……ヒョンソ・ダヴィデ・パク(テノール)
ピカロ ……スンファン・ダミエン・パク(バリトン)
リゼッタ ……バレンティーナ・プルジニコワ(アルト)
アニェーゼ ……マーラ・ガウデンジ(メゾ・ソプラノ)
スパラトロ ……アンドレア・タンジッロ(テノール)
ジェンナーロ ……ジュゼッペ・デ・ルーカ(バス)
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮:サルヴォ・スグロ)
オーケストラ・リ・オリジナーリ(古楽器使用)
指揮:セスト・クアトリーニ
演出、美術、衣装:ジャンルカ・ファラスキ
照明:エマヌエーレ・アリアーティ
振付:アンドレア・ピッザーリス
脚本:マッティア・パルマ
ビデオ監督:マッテーオ・リケッティ
共同制作(新制作):ドニゼッティ劇場財団&ミラノ・スカラ座アカデミア
【収録】
2022年12月4日、ドニゼッティ音楽祭、ベルガモ(イタリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年12月27日 00:00