坂入健司郎&ユヴェントス+オーケストラ・リベルタ!ショスタコーヴィチ:交響曲第7番“レニングラード”、他(2枚組)
凝った選曲が生む迫真の『レニングラード』!
坂入&ユヴェントス2023年1月ライヴ
オーケストラ・リベルタとの合同演奏会
2008年に「慶應義塾ユースオーケストラ」として結成され、2014年以降「東京ユヴェントス・フィルハーモニー」として活動している、坂入健司郎率いるオーケストラによる2023年創立15周年記念演奏会のライヴ録音。慶応義塾大学とオーケストラ同士で交流のあった京都大学のOB・OGが中心となって2021年に結成された「オーケストラ・リベルタ」との合同演奏会です。
「ソヴィエト音楽の諸相」というテーマで選曲を進めていたものの、世界情勢の変化を受けプログラムを組み直したというコンサート。後半の『レニングラード』をメインとしつつ、ロシア音楽とその周囲とを幅広く感じさせる、凝った内容になっています。CD2枚組で全曲あまさず収録。
ポーランドの作曲家パヌフニクの『平和への行列』で幕を開ける演奏会。つづくモンゴルの作曲家ハンガルの『海燕』、アゼルバイジャンの作曲家ズルファガロフの『ホリデー序曲』はどちらもロシア音楽からの影響があり、日本初演。キエフ生まれの作曲家モソロフの『鉄工場』はロシア・アヴァンギャルドの代表作として知られ、またその強烈さゆえに政府に批判された問題作。そしてショスタコーヴィチの第七交響曲はレニングラード包囲戦をテーマに、皮肉と迫真、戦争と人間が壮大に描かれた大曲。それぞれ曲そのものにまっすぐ打ち込んだ演奏であるからこそ、音楽が大きな意味を持って耳に迫ってきます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
[CD1]
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):『平和への行列』
ゾンドイン・ハンガル(1948-1996):交響詩『海燕』~ショスタコーヴィチの思い出に捧げる詩~(日本初演)
オグタイ・ズルファガロフ(1929-2016):ホリデー序曲(日本初演)
アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):交響的エピソード『鉄工場』
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(1906-1975):バレエ音楽『ボルト』より「荷馬車引きの踊り」(アンコール)
[CD2]
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調『レニングラード』
【演奏】
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー/オーケストラ・リベルタとの合同演奏
【録音】
2023年1月7日/ミューザ川崎シンフォニーホール
[東京ユヴェントス・フィルハーモニー創立15周年記念シリーズ]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年01月17日 12:00