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『ピアノ・ライブラリー - ドイツ・グラモフォン・エディション』(22枚組)~ナイ、オボーリン、ブロック、アシュケナージ、チアーニ、シャウリスらの希少音源を集成!

ピアノ・ライブラリー - ドイツ・グラモフォン・エディション

アナログ時代に21人のピアニストがDGに遺した伝説のアルバムを集大成 CD22枚組ボックス・セット


アナログ時代にドイツ・グラモフォンに録音された21人のピアニストの貴重なアルバムがまとめて発売されます。CD22枚組ボックス・セット。限定盤。ヴラディーミル・アシュケナージはデッカを代表するアーティストとなる前に、1955年にワルシャワでのショパン・コンクールのライヴ録音でドイツ・グラモフォンに登場しています。このセットではアシュケナージの師であるレフ・オボーリンのラフマニノフ演奏が組み合わされています。5年後の同コンクールで審査の結果に納得できなかった審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインから特別賞を授与されたエピソードで有名なベルギーのミシェル・ブロックのショパン演奏もライヴ録音されています。

1960年代後半から70年代にかけて、ドイツ・グラモフォンは将来の有望なキャリアのスタート地点に立つ多くのピアニストを世に送り出しました。彼らは多様な背景を持ち、流派もさまざまでした。ボリス・ブロッホやユーリ・エゴロフなどのロシアの大物たち、スティーヴン・デ・グローテやゾラ・マエ・シャウリスなどの新世界からのスター、中央ヨーロッパの伝統を引き継ぐヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ(オイゲン・ヨッフムの娘)やクロード・エルフェなどがいました。その中でアシュケナージのように長いキャリアを享受した音楽家は少数派です。何人かは表舞台から姿を消し、レコードに残された彼らの遺産が貴重なものとなりました。デイヴィッド・ライヴリー、アレクサンダー・ロンクヴィッヒ、エヴァ・ポブウォツカは今日でも演奏を続けていますが、彼らのドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバムはCD化されていませんでした。ディノ・チアーニ、ユーリ・エゴロフ、スティーヴン・デ・グローテはキャリアを重ねている時に残念ながら若くして亡くなりました。他にもロベルト・シドンやボリス・ブロッホのようにスポットライトから退き、教師になったピアニストもいます。

ミハイル・フェールマンとスティーヴン・デ・グローテの超絶技巧に加えて、このセットにはエリー・ナイがその長いキャリアの終わりに録音したベートーヴェンのソナタやスイスのピアニスト、パウル・バウムガルトナーによるモノラル時代の『ディアベッリ変奏曲』が収められています。これらのアーティストはクララ・シューマン風のピアニズムとの関連を感じさせますが、一方エリク・テン=ベルクが1951年に行ったレーガーの『テレマン変奏曲』は知的なドイツ風スタイルを体現しています。

初CD化となる録音が多数含まれています。ディノ・チアーニによるドビュッシーの前奏曲集第1巻(1971年)、ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケによるシューマンの夜曲(1963年)は初発売です。

ブックレットにはピアノの専門家、ジョナサン・サマーズによる各ピアニストの紹介、アーカイブ写真が掲載されています。新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。

「彼が17歳でこのような演奏をするのであれば、10年後はどうなっているのだろう? というのは、これは私が今まで聞いた中で最も驚くべき潜在能力の一つだからである」――『グラモフォン』誌(アシュケナージのショパン演奏について)
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)

ピアノ・ライブラリー - ドイツ・グラモフォン・エディション

【曲目】
《CD1》
ショパン:
1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
4) バラード第2番ヘ長調Op.38
5) 練習曲ハ長調Op.10 No.1
6) 練習曲ヘ長調Op.25 No.3
7) マズルカ変イ長調Op.41 No.3
8) マズルカ嬰ハ短調Op.30 No.4
9) スケルツォ第4番ホ長調Op.54
10-15) ラフマニノフ:音の絵Op.33(第1曲ヘ短調/第2曲ハ長調/第6曲変ホ短調/第7曲変ホ長調/第8曲ト短調/第9曲嬰ハ短調)*
【演奏】
ヴラディーミル・アシュケナージ(1-9)、レフ・オボーリン(10-15)(ピアノ)
スジスワフ・グジニスキ(指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(1-3)
【録音】
1955年5月(1-9)、1956年12月(10-15)、ワルシャワ(ライヴ)

《CD2》
1-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10 No.2*
ラフマニノフ:
4) ヴォカリーズOp.34 No.14*
5) リラの花Op.21 No.5*
6-8) 音の絵Op.33(第1曲ヘ短調/第2曲ハ長調/第5曲変ホ短調)*
9) ブゾーニ:『悲歌集』より第4曲:トゥーランドットの居間*
10) リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』からの2つのモティーフによる幻想曲S.697*
【演奏】
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
【録音】
1979年1月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD3》
ショパン:
1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
5) ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄』
6) 前奏曲変イ長調Op.28 No.17
7) マズルカ ハ短調Op.56 No.3
8) マズルカ変イ長調Op.59 No.2
9) マズルカ嬰ハ短調Op.30 No.4
10) ワルツ変イ長調Op.34 No.1『華麗なる円舞曲』
【演奏】
ミシェル・ブロック(ピアノ)
【録音】
1960年3月、ワルシャワ

《CD4》
ドビュッシー:
1-12) 前奏曲集第1巻**
13-18) 子供の領分
【演奏】
ディノ・チアーニ(ピアノ)
【録音】
1971年4月、ハノーファー

《CD5》
ウェーバー:
1-4) ピアノ・ソナタ第2番変イ長調Op.39
5-7) ピアノ・ソナタ第3番ニ短調Op.49
【演奏】
ディノ・チアーニ(ピアノ)
【録音】
1970年2月&3月、ミュンヘン

《CD6》
1-4) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
5-6) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35(第1集/第2集)
7-27) シューマン:謝肉祭Op.9†
【演奏】
ミハイル・フェールマン(1-6)、ユーリ・エゴロフ(7-27)(ピアノ)
【録音】
1980年2月、ミュンヘン(1-6)(ライヴ)、1975年5月、ブリュッセル(7-27)(ライヴ)

《CD7》
1-18) ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35*
19-31) シューマン:交響的練習曲Op.13*
【演奏】
スティーヴン・デ・グローテ(ピアノ)
【録音】
1978年10月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD8》
1-4) ピエール・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第2番*
5) ベルク:ピアノ・ソナタOp.1*
6-17) ミヨー:エクスの謝肉祭Op.83b
【演奏】
クロード・エルフェ(ピアノ)、ルイ・フレモー(指揮)
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(6-17)
【録音】
1969年10月、ミュンヘン(1-5)、1961年9月、モンテカルロ(6-17)

《CD9》
シューマン:
1-4) ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22*
5)『8つのノヴェレッテ』Op.21より第8番嬰ヘ短調*
6-8) 3つの幻想小曲集Op.111*、9-12) 4つの夜曲Op.23**
【演奏】
ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ(ピアノ)
【録音】
1963年2月、ベルリン

《CD10》
1-4) リスト:ピアノ・ソナタロ短調S.178*
ショパン:
5) 幻想ポロネーズ変イ長調Op.61*
6) 練習曲変イ長調Op.10 No.10*
【演奏】
Diana Kacso(ピアノ)
【録音】
1978年12月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD11》
ショパン:
1) バラード第1番ト短調Op.23††
2) バラード第2番ヘ長調Op.38††
3) バラード第3番変イ長調Op.47††
4) バラード第4番ヘ短調Op.52††
5) 即興曲第1番変イ長調Op.29††
6) 即興曲第2番嬰へ長調Op.36††
7) 即興曲第3番変ト長調Op.51††
8) 即興曲第4番嬰ハ短調Op.66『幻想即興曲』††
9) 子守歌変ニ長調Op.57††
【演奏】
ユリアン・フォン・カーロイ(ピアノ)
【録音】
1952年3月、ハノーファー(1-4, 9)、1951年10月&11月、ミュンヘン(5, 8)、1949年4月、ハンブルク(6, 7)

《CD12》
ショパン:
1-4) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
5) ボレロ ハ長調Op.19
6) マズルカ第13番イ短調Op.17 No.4
7) ワルツ第14番ホ短調Op.posth.
8) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
【演奏】
ユリアン・フォン・カーロイ(ピアノ)
【録音】
1964年7月、ハノーファー

《CD13》
1-6) ラヴェル:クープランの墓*
ストラヴィンスキー:
7) タンゴ*
8) ピアノ・ラグ・ミュージック*
9-11)『ペトルーシュカ』からの3楽章*
【演奏】
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)
【録音】
1979年5月&7月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD14》
1-3) シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11*
4-7) シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番イ短調D845*
【演奏】
アレクサンダー・ロンクヴィッヒ(ピアノ)
【録音】
1979年9月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD15》
ベートーヴェン:
1-3) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』
4-6) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
【演奏】
エリー・ナイ(ピアノ)
【録音】
1956年12月、ハノーファー

《CD16》
ベートーヴェン:
1-3) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』
4-6) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』
【演奏】
エリー・ナイ(ピアノ)
【録音】
1956年12月、ハノーファー

《CD17》
1-11) J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏BWV989*
12) ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20*
ドビュッシー:
13-15)『映像』第1集(第1曲:水に映る影/第2曲:ラモー賛歌/第3曲:動き)*
16-18)『映像』第2集(第1曲:葉ずえを渡る鐘/第2曲:荒れた寺にかかる月/第3曲:金色の魚)*
【演奏】
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
【録音】
1980年6月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD18》
1-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101*
4) シューマン:トッカータ ハ長調Op.7*
5-7) ラヴェル:夜のガスパール*
【演奏】
ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)
【録音】
1979年3月、ミュンヘン(ライヴ)

《CD19》
1-32) J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988*
33-35) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83*
【演奏】
ゾラ・マエ・シャウリス(ピアノ)
【録音】
1971年3月、ベルリン

《CD20》
J.S.バッハ:
1) トッカータ ハ短調BWV911*
2) トッカータ ニ長調BWV912*
3) トッカータ ニ短調BWV913*
4) トッカータ ホ短調BWV914*
5) トッカータ ト短調BWV915*
【演奏】
ゾラ・マエ・シャウリス(ピアノ)
【録音】
1974年5月、パリ

《CD21》
アイヴズ:
1-4) ピアノ・ソナタ第2番『マサチューセッツ州コンコード 1840-60年』
5) 3ページのソナタ(1905)
【演奏】
ロベルト・シドン(ピアノ)
【録音】
1971年5月(1-4)、6月(5)、ミュンヘン

《CD22》
1-25) レーガー:テレマンの主題による変奏曲とフーガOp.134
26-59) ベートーヴェン:ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲Op.120
【演奏】
エリク・テン=ベルク(1-25)、パウル・バウムガルトナー(26-59)(ピアノ)
【録音】
1951年12月(1-25)、1952年2月(26-59)、ハノーファー

*初CD化
**初発売
†DG初CD化
††世界初CD化

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2024年08月14日 00:00