『フレンチ・ピアノ・スクール~最初期のフランス・ピアノ録音集』3枚組 2024年10月下旬発売
20世紀初頭フランスの貴重なピアノ録音を集成!
約150年間の歳月の中で、パリ音楽院の名教師たちによって育まれた独特のスタイルと名ピアニストたちの演奏を現代に蘇らせるAPRの「フレンチ・ピアノ・スクール」シリーズ。最新作となる3枚組セットは、同シリーズでももっとも重要なものとなるであろう録音集で、フランスだけでなく世界中でこれまでに作られた中でももっとも古くて珍しいピアノ録音が集められており、ヴルムザーを除くすべてのピアニストの完全なソロ録音が含まれています。
エルツの弟子ロジェ=ミクロの初期のフォノティピア録音や、90歳の時に録音されたプランテの後期コロムビアの電気録音、そしてサン=サーンスやディエメ、プランテといった19世紀前半に生まれた名ピアニストたちの解釈を新たなリマスタリングでお届けします。製作にあたっては最新のデジタル技術が随所に導入され、これまでは1903年に使用された不安定な録音用ターンテーブルによって生じたヴィブラートという欠点のあったプーニョの素晴らしい録音も、ピッチを安定させた状態で聴くことができます。
(東京エムプラス)
【曲目】
◆カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)
・サン=サーンス:アフリカ(ピアノと管弦楽のための幻想曲) Op.89*
・サン=サーンス:かわいいワルツ Op.104
・サン=サーンス:のんきなワルツ Op.110
・サン=サーンス:アンダンテ・ソステヌート(ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22より)*
・サン=サーンス:オーヴェルニュ狂詩曲(ピアノと管弦楽のための) Op.73*
Gramophone & Typewriter Company
録音:1904年6月26日、パリ
*=ピアノ独奏簡略版
・サン=サーンス:夕べの幻想(ブリダにて) Op.60-3(アルジェリア組曲より)
・サン=サーンス:フランス軍隊行進曲 Op.60-4(アルジェリア組曲より)
・サン=サーンス:マズルカ第1番 Op.21
・サン=サーンス:かわいいワルツ Op.104
・サン=サーンス:前奏曲(ノアの洪水 Op.45より)(ヴァイオリンとピアノ版)
ガブリエル・ヴィローム(ヴァイオリン)
・サン=サーンス:エレジー Op.43
ガブリエル・ヴィローム(ヴァイオリン)
Gramophone & Typewriter Company
録音:1919年11月24日、パリ
・サン=サーンス:アヴァネーズ Op.83
ガブリエル・ヴィローム(ヴァイオリン)
Gramophone Company
録音:1920年11月26日、パリ
◆ルイ・ディエメ(1843-1919)
・ディエメ:演奏会用大ワルツ Op.37
・ディエメ:水夫の歌 Op.12
・ゴダール:ワルツ第5番(半音階的ワルツ) Op.88
・メンデルスゾーン:無言歌 《紡ぎ歌》 Op.67-4
・ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
Gramophone & Typewriter Company
録音:1904年、パリ
・ディエメ:水夫の歌 Op.12
・ディエメ:演奏会用大ワルツ Op.37
Gramophone & Typewriter Company
録音:1906年、パリ
◆ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)
・ダンディ:旅の画集 Op.33より 〔第4曲、第8曲、第6曲、第9曲〕
・ダンディ:リズミカルな舞曲(山の詩 Op.15より 第2曲)
HMV
録音:1923年6月7日、ヘイズ
◆ラウール・プーニョ(1852-1914)
・ヘンデル:ガヴォットと変奏曲(組曲ト長調 HWV441より)
・D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K24(L495)
・プーニョ:即興ワルツ
・ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.34-1
・リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 S244-11
・ウェーバー:華麗なるロンド 変ホ長調 Op.62
・メンデルスゾーン:無言歌 《狩の歌》 Op.19b-3
・プーニョ:月へのセレナード
Gramophone & Typewriter Company
録音:1903年4月、パリ
・ショパン:夜想曲第5番英ヘ長調 Op15-2
・メンデルスゾーン:無言歌 《紡ぎ歌》 Op.67-4
・マスネ:狂ったワルツ(プーニョへ献呈)
・シャブリエ:スケルツォ=ワルツ(絵画的小品より 第10曲)
・プーニョ:遅いワルツ(3つのバレエの調べより 第1曲)
・ショパン:即興曲第1番変イ長調 Op.29
・ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
・ショパン:葬送行進曲(ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35より)
・メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2
Gramophone & Typewriter Company
録音:1903年11月、パリ
◆エメ=マリー・ロジェ=ミクロ(1860-1951)
・ゴダール:マズルカ(古代と現代の舞踏組曲 Op.103より 第4曲)
・ショパン:ワルツ 変ニ長調 《子犬のワルツ》 Op.64-1
・メンデルスゾーン:無言歌 《紡ぎ歌》 Op.67-4
・メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ Op.14(簡略版)
・リスト:ハンガリー狂詩曲第13番 S244-13(ヴィヴァーチェのみ)
・リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 S244-11(アンダンテ・ソステヌートから最後まで)
Fonotipia
録音:1905年9月、パリ
・ショパン:夜想曲第5番英ヘ長調 Op.15-2
・ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
・メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2
・シューマン:夢のもつれ(幻想小曲集 Op.12より 第7曲)
Fonotipia
録音:1906年11月15日、ミラノ
◆ギャストン・レジス(1879-1935)
・ショパン:タランテラ 変イ長調 Op.43
・サン=サーンス:メヌエット(ピアノのための組曲 Op.90より 第2曲)
・サン=サーンス:ガヴォット(ピアノのための組曲 Op.90より 第3曲)
・サン=サーンス:かわいいワルツ Op.104
Gramophone Company
録音:1921年7月21日、アルジェ
◆フランシス・プランテ(1839-1934)
・メンデルスゾーン:無言歌 《狩の歌》 Op.19b-3
・メンデルスゾーン:無言歌 《春の歌》 Op.62-6
・メンデルスゾーン:無言歌 《紡ぎ歌》 Op.67-4
・メンデルスゾーン:無言歌 《セレナーデ》 Op.67-6
・メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2
・ショパン:練習曲嬰ハ短調 Op.10-4
・ショパン:練習曲変ト長調 《黒鍵》 Op.10-5
・ショパン:練習曲ハ長調 Op.10-7
・ショパン:練習曲変イ長調 《エオリアン・ハープ》 Op.25-1
・ショパン:練習曲ヘ短調 Op.25-2
・ショパン:練習曲変ト長調 《蝶々》 Op.25-9
・ショパン:練習曲イ短調 《木枯らし》 Op.25-11
・シューマン:ロマンス 英ヘ長調 Op.28-2
・シューマン:ロマンス ニ短調 Op.32-3
・シューマン/ドビュッシー:噴水のほとりで Op.85-9
・ベルリオーズ/レドン:メフィストフェレスのセレナード(ファウストの劫罰より)
・ボッケリーニ/プランテ:五重奏曲 《ボッケリーニの有名なメヌエット》 Op.13-5
・グルック/プランテ:ガヴォット(オーリードのイフィジェニーより)
French Columbia
録音:1928年7月4日、サン=タヴィ、モン=ド=マルサン
◆ルシアン・ヴルムザー(1877-1967)
・モーツァルト:田園変奏曲 KV Anh.209b(恐らく偽作)
・ショパン:マズルカ ロ短調 Op.33-4
・ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.69-1
・ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
・ヴルムザー:小夜想曲
・ヴルムザー:即興曲
・シューベルト/フィッシュホフ:ロザムンデより バレエ音楽 D797-9
・シューベルト/タウジヒ:軍隊行進曲変ニ長調 D733-1
Gramophone Company
録音:1911年4月&5月、パリ
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2024年10月16日 00:00