ピーター・グレッグソン(チェロ、シンセサイザー)『Peter Gregson』CD/LPレコード 2025年4月中旬発売
最先端のコンポーザー・チェリストが自身の名をタイトルに冠した最新作
輸入盤CD
輸入盤LPレコード
スコットランド生まれのピーター・グレッグソンが自身の名をタイトルとしたニュー・アルバムを発売します。グレッグソンは『ザ・ニューヨーカー』誌に「ニュー・ミュージック・シーンの最先端で活動している」と紹介された、限界に挑み続けているチェリスト兼作曲家です。アルバムにはチェロとシンセサイザーのための、言葉のない9曲の現代的な楽曲が並んでいます。グレッグソン自身が「自分の頭の中で聞こえる音に、これまでで最も近づいた」と語り、想像力が頂点に達した一人の音楽家の自信に満ちた自己表現がなされています。ピーター・ガブリエルが設立したリアル・ワールド・スタジオで録音され、グレッグソンはチェロを自作のシンセサイザーに通し、チェロが生み出し得るすべての音を活用することで理想の音を実現しました。その結果、詩情豊かで雰囲気に富む小品がまとめられ、グレッグソンの芸術性が決定的に表現されています。曲順は実際に作曲と収録を行った順序を反映しています。さらにそれぞれの曲は、次の曲がどのような形をとるかということに関係しています。たとえばグレッグソンが自然なオープニングトラックだと見なしている夢見心地の「Share」は、打楽器的な「Prism」のための舞台を用意しています。そしてその活動的な「Prism」がより濃密で内省的な「Ritual」に導き、それが次の「Constellation」の高揚したラプソディを促します。「アルバムの曲順をいろいろと試すことはとても楽しいですが、今回はすべてが可能な限りシンプルで適切であったように感じられました」とグレッグソンは語っています。
グレッグソンは2010年以降、ドイツ・グラモフォンからの『J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲』(2018年)、『パティーナ』(2021年)、『Quartets 3 & 4』(2022年)を含む6枚のソロ・アルバムをリリースしています。映画、テレビ、ビデオゲームの音楽を多数手がけている他、マックス・リヒター、ヨハン・ヨハンソン、スティーヴ・ライヒを始め、多くの作曲家の作品の初演も行うなど、多方面で活躍しています。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
ピーター・グレッグソン:
1) Sphere
2) Prism
3) Ritual
4) Constellation
5) Prayer
6) Vision
7) Unsaid
8) Horizon
9) Rise
【演奏】
ピーター・グレッグソン(チェロ、シンセサイザー)