永野芽郁と大泉洋主演で「かくかくしかじか」の映画化決定!ヒット作を生み出し続ける東村アキコの素顔に迫る
2025年5月に東村アキコ自身の実話を元にした漫画「かくかくしかじか」が実写映画として公開される。同作は漫画家になるという夢を持ちながら、ボーっとした日々を過ごす高校生・明子と、最恐の絵画教師・日高を中心にした物語だ。明子役に永野芽郁、日高役に大泉洋という豪華キャスティングもあり注目を集めている。多数のヒット作を連発し続ける漫画家・東村アキコとは一体どのような人物なのか、その素顔に迫ってみよう。
●漫画家への原点ともいえる青春時代を描いた「かくかくしかじか」
東村作品は、これまでにも多くの漫画が実写化されている。例えば、既婚者と嘘をついたところから恋が始まる『偽装不倫』や、オタク女子の初めての恋を描いた『海月姫』。さらに、アラサー女子のリアルが刺さる『東京タラレバ娘』や、絶世の不幸美女を描いた『主に泣いてます』などの作品があげられる。
恋愛漫画だけでなく、東村初のサスペンス漫画『美食探偵 明智五郎』や、宮崎県が舞台のコメディ『ひまわりっ~宮崎レジェンド~』など、幅広いジャンルで実写化されているのも特徴だ。
作品の受賞歴も多く、複数作が同時に受賞していることも。「かくかくしかじか」においては、「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」に加えて、「第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」の大賞にも選ばれている。
リアルな人間ドラマを描いた作風で人気の一方で、東村はトーク力にも定評がある。『マツコ会議』に出演した際には、「芸人さん売るよりも東村さんがテレビ出たほうがいい。おしゃべり、すごいね!」とマツコに称されるほど。
マツコの「芸人さん売るより」という発言にもある通り、東村にはお笑い芸人のマネジメントやライブの企画・運営をおこなう「東村プロダクション」の代表という側面も。実際、東村プロダクションには多くの芸人や俳優が所属し活動している。
そんな東村の青春時代を描いた「かくかくしかじか」。自信たっぷりに自分の絵を見せる明子に対し、竹刀でバンバンと絵をたたきながら「全然下手クソ」と日高が言い放つシーンは強烈だ。怖いばかりと思われていた日高だが、受験に失敗した明子を励ますため「また描くぞ」と言葉をかける場面では、ぎこちない優しさに心打たれることだろう。
東村流のギャグセンスでクスッと笑える場面がいたるところにちりばめられているのも魅力の作品だ。実写映画を見る前に、原作も読んで東村作品を深く知ってほしい。
映画「かくかくしかじか」
野芽郁×大泉洋 漫画家・東村アキコがずっと描けなかった、恩師との9年間の切なくも温かい感動の実話が待望の実写映画化
2025年5月16日(金)より全国ロードショー
■映画「かくかくしかじか」オフィシャルHP