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マリア・ティーポ『J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年9月26日発売

Maria Tipo

Definition Series DIGITAL era第6弾。イタリアの名ピアニスト、マリア・ティーポ(1931~2025)追悼企画。1986年のデジタル録音を初SACD化!

国内盤SACDハイブリッド


タワーレコード・オリジナル企画盤  WARNER x TOWER RECORDS
デジタル録音の新SACD化企画 最新作!
<マリア・ティーポ 追悼企画>
旧EMI録音を最新復刻 旧EMI名盤1タイトル

最新「Definition Series DIGITAL era」 第6弾
~2025年2月に亡くなった、イタリアを代表するピアニストのひとり、マリア・ティーポが1986年にEMIレーベルに遺した珠玉の「ゴルトベルク」を最新復刻。本国マスターを使用し最新でマスタリング!
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 <1986年6月録音>
旧EMI音源 ステレオ録音 SACDハイブリッド盤
¥3,190(税込)  世界初SACD化

今回の発売のために、最上位の基マスターに当たる本国のデジタルマスターから新規でSACD化
SACD層、CD層別々にマスタリング。世界初SACD化
マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
ジュエルケース仕様、浅里公三氏による新規解説付
オリジナル・ジャケット・デザイン使用

2025年9月26日(金)リリース予定
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン   企画・協力:東京電化株式会社

株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、アナログ録音のSACD化企画「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」に続き、EMIの初期デジタル録音に焦点を当てた新企画「Definition Series DIGITAL era」を2024年5月に立ち上げました。この企画は1980年代初期から約20年分にあたるデジタル録音期のSACD化を行う企画で、これまで複数の別レーベルと同じ内容で始めていましたが、様々な検証を得て、名盤の宝庫であるEMI音源他にも取り組んでいます。第1弾は人気のテンシュテットとベルリン・フィルとの3点を発売し、第2弾ではテンシュテットのマーラー・ライヴ2作を、第3弾ではムーティの'80年代の録音3点、そして第4弾では再びテンシュテットの入魂のマーラー3作を、2025年3月には小澤征爾とバレンボイムのパリでの録音を発売しました。今回の最新第6弾は、2025年2月に亡くなったマリア・ティーポの追悼企画としまして、EMIへの代表的な録音である1986年収録の「ゴルトベルク変奏曲」を、満を持して復刻いたします。尚、経緯等含め後述の「今回の制作に関しまして」の一文も参照ください。今回も最新で音楽的見地を持ってマスタリングを行いました。従来のアルバムを比較の上、音質をご確認ください。
本国のオリジナルマスターを使用した最新のマスタリング含め、パッケージとしての作りに拘りました。現在における最高音質を目指して、今回もクラシックの盤歴を輝かしく飾る、まさに名盤中の名盤を復刻します。
<今回の制作に関しまして>
これまでタワーレコードによる当Definition SeriesのSACD企画は、アナログ録音で収録された本国のアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻を行ってきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。
しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースは多く、過渡期のデジタル録音の音質を残念に思うケースも多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。
一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なCDプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らなかったとも言えます。
そのような中、他社レーベルで“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年から一部試験的にタワーレコード企画盤で実装化を行い、本格的に2022年からデジタル音源のSACDハイブリッド化企画をスタートするに至りました。その後別のレーベルでの音源でも同企画をスタートさせ市場での好意的な反応も得ることができました。そして旧EMI音源でもさらなる検証とテストを行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることも確認し、このDefinition Seriesでも本国のマスター音源を使用してデジタル録音の高音質化を行い最新のマスタリングを施した上で、満を持してSACDハイブリッド化企画を開始することにしました。
今回のデジタル初期音源復刻では、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度も高まりました。また、程度の差こそあれステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも最新マスタリングを反映させていますので、その効果を確認できると思います。音質差は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。レコード史的にもひとつの最盛期にあたる1980年代初期から約20年間分のデジタル録音期にスポットを当てたSACD化新規企画として、新シリーズ名は「Definition Series DIGITAL era」としました。
これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになったと思います。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。北村 晋(Tower Records Japan Inc.)

~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義したシリーズです。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

Maria Tipo

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 <2025年マスタリング> (SACDハイブリッド)
マリア・ティーポ
[TDSA-10021 (1SACDハイブリッド) ¥3,190(税込)] POS: 4943674430055

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
1. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
【演奏】
マリア・ティーポ (ピアノ)
【録音】
26 & 28 June 1986, Salle Wagram, Paris
【Original Recordings】
Producer: Eric Macleod
Balance Engineer: Daniel Michel
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI)

マリア・ティーポ追悼企画>EMIレーベルでのティーポの代表的名盤が初SACD化!エレガントかつ優美な珠玉の「ゴルトベルク」は必聴。『ディアパゾン・ドール』受賞盤。デジタル録音のSACD化企画第6弾!新規解説付

 イタリアを代表する名ピアニストのひとり、マリア・ティーポ(1931/12/23-2025/2/10)が1986年以降にEMIレーベルに残したバッハやD.スカルラッティを含む一連の音源は、それまでの高い評価に対してレコーディング数が少なかったことから、多くのファンにとってかけがえのない録音となりました。なかでも「ゴルトベルク変奏曲」はエレガントかつ即興性に富んだ演奏として、現在でも高く評価されています。国内盤では2006年以来の発売となるこの名盤を今回の発売のために、本国のデジタルマスターから新規でSACD化を行いました。SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。
 マリア・ティーポはブゾーニ門下であった母親からピアノを学び、まだ10代後半であった1948年の第10回ジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門で1位なしの2位に入賞(当時、17歳直前の受賞)した後、翌年の同コンクールで1位となったことでも一躍注目を浴びました。ジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門では第1回にミケランジェリが、第8回ではF.グルダ、1957年にはアルゲリッチが1位になるなどその後世界的に活躍する錚々たるアーティストの登竜門としても知られていますが、2位となった翌年に再度チャレンジして1位を勝ち取る等、彼女のピアノに対する意気込みが伺えるとも言えるかも知れません。その後、1950年にアメリカ・デビューを飾ると世界的な活躍場所も増え、レコーディングもいくつか行われる等名声が高まりました。しかし、'60年代以降、演奏活動を制限したことからリスナーと接する機会が減ったこともあり、特に日本ではほぼ疎遠となっていたと思われます。そのような中、'70年代にから徐々に活動が増え、伊リコルディやチェトラでの録音が徐々に話題となり、1986年から'90年代半ばには主にEMIと契約、この「ゴルトベルク変奏曲」を始め、重要な音源が生まれたことで評価が更に高まりました。また、1986年と翌年には来日もしています。
 ティーポのピアノは同業のピアニストからの評価も高く、ルービンシュタンやアルゲリッチ等から、熱烈な賛辞をもらっているのは有名な話です。とりわけD.スカルラッティやJ.S.バッハ、モーツァルトやショパン等は傑出しており、残された数少ない録音からその素晴らしさが垣間見れます。この「ゴルトベルク変奏曲」はティーポの才能が随所に反映された演奏で、その格式の高さや優雅さ、魅力ある即興性は他に類を見ません。尚、国内盤や輸入盤含め少なくとも十数年ほどはこの「ゴルトベルク変奏曲」は流通していなかったと思われますので、今回の復刻は久し振りとなります。音源として今回高音質化を行いましたので、細部がより鮮明になりました。全体的なバランスにも留意しマスタリングを行っていますので、従来以上にティーポの音楽観を追体験できるはずです。
 このシリーズでは、デジタル初期の本来のマスターの音質に大きく左右されますがSACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に解像度の改善を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には浅里 公三氏による新規文章を掲載しました。今回のDefinition Series DIGITAL era第6弾は、1タイトルを発売いたします。

<音源復刻コンセプト>
今回のデジタル初期音源復刻では、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度も高まりました。また、程度の差こそあれステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも最新マスタリングを反映させていますので、その効果を確認できると思います。音質差は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。レコード史的にもひとつの最盛期にあたる1980年代初期から約20年間分のデジタル録音期にスポットを当てたSACD化新規企画として、新シリーズ名は「Definition Series DIGITAL era」としました。尚、従来通り過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのマスターを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。

※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ ジュエルケース仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(本国のデジタルマスターから新規でSACD化。SACD層、CD層別々にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:浅里 公三氏(新規解説) 、解説書合計8ページ


カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2025年08月22日 12:00

更新: 2025年09月26日 12:00