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ヤーコプス&バーゼル室内管、チューリヒ・ジングアカデミー 『ハイドン:マリアツェル・ミサ(聖チェチーリア・ミサ)』 2025年10月23日発売

ハイドン: マリアツェル・ミサ(聖チェチーリア・ミサ)

ハイドン初期の意欲作、ヤーコプスの精緻な指揮で隅々まで瑞々しく!

輸入盤


国内盤仕様

[日本語解説付き]
※ 国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳…白沢達生

■作品詳細

「交響曲の父」ハイドンが1766年、生涯で最も長く仕えることになる主君ニコラウス・エステルハージ侯の宮廷楽長に昇任した年に書いた長大な意欲作を、2025年春に30年ぶりの来日公演を成功させた記憶も新しいルネ・ヤーコプスの指揮で。
ALPHAレーベルではアントニーニ指揮によるハイドン交響曲全曲録音シリーズ「ハイドン2032」でおなじみバーゼル室内管弦楽団と、同じスイスの気鋭声楽集団チューリヒ・ジングアカデミーとの共演。
この組み合わせでは今後ハイドン晩期の大作ミサ曲6曲も録音される予定とのことですが、その皮切りともいうべき今回の録音でヤーコプスが取り上げるハ長調のミサ曲は、初期作品ながらハイドンの全ミサ曲中で桁外れの最長演奏時間に及ぶ大作。
この作品はかつては筆写譜の誤記から「聖チェチーリアのミサ曲」と呼ばれていましたが、20世紀後半に自筆譜が見つかり、1782年作の別のミサ曲Hob.XXII:8と同じくオーストリアのマリアツェル教会のために作曲されたことが裏づけられました。
過去ヨッフムやクーベリック、コルボら大指揮者の録音も出ている注目作ですが、さすがは歌詞の微妙なニュアンスと音楽的細部の関係を徹底追及するヤーコプス、ミサ全体を構成する17節を深く読み解き、一体感を持って演奏陣をまとめて陰影鮮やかなドラマを織り上げ、全く飽きさせることがありません。北欧からの女声ソリスト二人、英国とチリ出身の男声ソリストたちも聴き応えある解釈でアリアや重唱を披露。
交響曲ではよく知られたハイドンならではの機微が、早くから別分野の音楽にも応用されていたことにも気づかされる名演で、予定されている後期作品の録音にも期待感が増す快心の1枚です。
(ナクソス・ジャパン)

■収録曲

ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):ミサ曲 ハ長調 「いと麗しき乙女マリアを讃えるマリアツェルのミサ曲」
(旧名「聖チェチーリアのミサ曲」) Hob.XXII:5

1-3. キリエ
4-10. グローリア
11-13. クレド
14. サンクトゥス
15. ベネディクトゥス
16-17. アニュス・デイ

【演奏】
マリ・エリクスモエン(ソプラノ)
クリスティナ・ハンマーシュトレム(メゾ・ソプラノ)
マーク・ミルホーファー(テノール)
クリスティアン・セン(バリトン)

チューリヒ・ジングアカデミー(合唱)
バーゼル室内管弦楽団
ルネ・ヤーコプス(指揮)

【録音】
2024年12月4-7日 スイス、バーゼル、ドン・ボスコ

収録時間: 67分

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ルネ・ヤーコプス&バーゼル室内管弦楽団、チューリヒ・ジングアカデミー/ハイドン:スターバト・マーテル




カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年09月10日 15:00