「名作コンシェルジュ」掲載!ヴィルヘルム・ケンプ『シューマン:謝肉祭、子供の情景、クライスレリアーナ』UHQCD
掲載: 2026年06月15日 13:30
無私の境地のピアノ
隠れた思い引き出す
ドイツが生んだ20世紀の巨匠ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895~1991)が弾いた『シューマン:謝肉祭、子供の情景、クライスレリアーナ』が、2026年6月14日(日)日経新聞日曜版、鈴木淳史氏の名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました
国内盤UHQCD
鈴木氏はケンプが弾く「子供の情景」を、「じつにエレガントだ。有名な「トロイメライ」も、拍子抜けするほどにあっさりとしている。表現をそぎ落とす、いわゆるモダニズムの解釈というわけではない。表現を込めようという意志からの解放。ひたすら飄然と弾いているのだ」と評し、ケンプのシューマン演奏のユニークさを説明。「クライスレリアーナ」の第1曲も、「ケンプの手にかかれば、ゴッゴツした響きでギクシャクした進行に」なり、「やさしさ、あたたかみが自ずと立ち上ってくる」とし、「まさしく『無私』のピアニストといっていい」と解説します。「謝肉祭」の演奏で、第13曲「エストレラ」から「衝動であり、憧れと同時に恐怖」が沸き上がってくるもの、「無私の境地で臨んだからこそ、ほかの演奏家よりもその音楽に隠された意味を雄弁に引き出してしまったのではないか」と結論ずけています。。
(タワーレコード)
「劇伴音楽はドラマによって音楽のスタイルが限定されているのが普通ですが、ウルトラセブンではクラシックの古典や前衛からウエスタンまで、あらゆる表現の幅を広げたかった。当時の特撮はすべてが手作りでした。そして音楽も手作り。録音もほとんど一発録りで、少々傷があっても、その方が音楽の流れも良かった。結果的にそうなったんです。ホルンにせよヴァイオリンにせよ、楽器というものには独特な肉体性がある。それを大切にしたかった。」
(ライナーノーツより 冬木透 当時のコメントの抜粋)
【曲目】
シューマン:
1. 謝肉祭 作品9
2. 子供の情景 作品15
3. クライスレリアーナ 作品16
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音:1971年3月(1,2)、1973年2月(3) ハノーファー
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