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CPO レーベル~2026年8月発売新譜情報(6タイトル)

掲載: 2026年07月08日 16:30

ヒラー

CD(6タイトル)



■作品詳細

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はハワード・グリフィス指揮のフェルディナンド・ヒラーの交響曲集、アントン・ライヒャの知られざる交響曲全集シリーズ。第1集は交響曲第1番と序曲を2曲、cpoの人気シリーズ、弦楽のためのイギリス音楽第5集、オルフェオ管楽アンサンブルによるテレマン:管楽器のための序曲集 第3集などCD6タイトルがリリースされます。

フェルディナンド・ヒラー(1811-1885):交響曲集 ホ短調、ハ長調
ハワード・グリフィス(指揮)フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団

ドイツ・ロマン派のオーケストラ曲を開拓するcpoらしい好企画、ヒラーの交響曲集。ドイツ・ロマン派の時代にピアニスト、指揮者、教育者としても高い声望を誇ったヒラー。唯一生前に出版された交響曲ホ短調 Op. 67と、未出版のヘ短調(作品整理番号HWV 2.4.4)をカップリングしたCD(555625)のリリースから1年、続編が登場します。
メンデルスゾーンが「この世で最も愛らしい」と称賛したホ短調 HWV 2.3.4は、第2楽章では気まぐれな舞曲風の表現、第3楽章には行進曲を取り入れています。ハ長調 HWV 2.4.6は40年後の作品で、重厚な不協和音による幕開けや、リズムを曖昧に変化させることで生まれる浮遊感が印象的。葬送行進曲風のモチーフや狩りのファンファーレなど、多彩なアイデアが盛り込まれています。古典派からロマン派にかけての管弦楽作品を数多く手がけているグリフィスの指揮で。
(ナクソス・ジャパン)

アントン・ライヒャ(1770-1836):交響曲全集 第1集 - 交響曲 ニ長調、序曲 ニ長調、序曲 ハ長調
ヴァレンティン・エーゲル(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団

【長き時を経て蘇る、アントン・ライヒャ(アントニーン・レイハ)の交響曲】
ベートーヴェンと同い年で、1785年から89年にかけてボンの宮廷楽団では同僚でもあったライヒャ。現代では木管五重奏曲や弦楽四重奏曲によって主に知られていますが、cpoは近年の研究成果を取り入れた交響曲全集録音を開始します。ライヒャ初期の管弦楽作品の多くは、没後の遺品整理の際に価値を見出されず、出版の機会を逸してしまいました。2020年の生誕250周年を前に、パリの図書館に眠っていた楽譜や資料の本格的な調査・研究が始まり、未出版作品の年代特定や楽譜の復元が進んでいます。ここに収められた交響曲(第1番)はボン時代の作品で、第3楽章では、3小節や5小節単位の不規則なフレーズが頻繁に現れ、終楽章では見事なフガートが用いられています。また、終生にわたり改訂を重ねた序曲ニ長調では、当時としては珍しい5/8拍子を用い劇的な感情描写を行っています。長大な半音階の導入部を持つハ長調の序曲では、緻密に計算されたメロディが鮮やかに重なり合い、ドラマティックな展開を見せます。
(ナクソス・ジャパン)

弦楽のためのイギリス音楽 第5集
ダグラス・ボストック(指揮)プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団

cpoレーベルの意外な人気シリーズ、「弦楽のためのイギリス音楽集」。第5集も前作に続き、ホルストの娘イモージェンを含む6人の作曲家の作品を紹介します。イモージェンの「不運な旅人」はトマス・ナッシュの小説を題材に、様々な場面を多彩な音楽で描いた作品です。イギリス民謡への深い愛情が込められており、伝統的な舞踊(モリス・ダンス)の親しみやすいメロディが随所に息づいています。ジェイコブ作品は17世紀の劇中音楽のテーマを基にした12部からなる変奏曲。グーセンスの「小幻想曲」は作曲者の自宅周辺の穏やかな雰囲気を反映した、優しく、のびのびをした明るさを持った小品です。ハウエルの2曲は静と動が対照的で、弱音器(ミュート)をつけた弦楽が独特な響きを醸し出します。バルフォア・ガーディナーは指揮者ジョン・エリオット・ガーディナーの大叔父。彼が書いた弦楽五重奏曲の終楽章を友人グレインジャーが弦楽合奏用に編曲した作品では、ワーグナーへのオマージュも現れます。マサイアスの作品は途切れることなく演奏される3つのセクションで構成されており、力強い前奏曲、静寂なアリア、そしてフーガのように楽器が追いかけ合う快活なフィナーレへと繋がります。
(ナクソス・ジャパン)

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):管楽器のための序曲集 第3集
オルフェオ管楽アンサンブル(古楽器使用)カリン・ファン・ヘールデン(オーボエ&指揮)

【テレマン演奏のスペシャリスト集団が奏でる管楽アンサンブル作品集第3弾!】
数多くのテレマンの作品を録音しているオーストリアの古楽器オーケストラ、オルフェオ・バロック管弦楽団の管楽奏者たちが結成した「オルフェオ管楽アンサンブル」による序曲(管楽組曲)録音の第3集です。
テレマンは管弦楽によるフランス風序曲(組曲)を数多く書きましたが、弦楽器を伴わない管楽合奏の作品も残しました。組曲と序曲は複数のオーボエ、コルノ・ダ・カッチャと通奏低音という編成によるもの。冒頭に行進曲を持つ組曲 TWV:44:13は2つのアリアの優美さが際立っています。組曲 TWV:44:7はより高度な技巧が要求され、7分ほどを要する序曲は変化に富み、続くロンドー、サラバンド、メヌエット、ブーレもそれぞれの舞曲の特徴が活かされています。序曲 TWV:44:12は、上記2作と比べるとより保守的な構成ながらメヌエットのリズムに特徴が見られます。
アルバム冒頭の行進曲は軍楽隊での演奏を想定したもので、6声部からなる短いながらも祝祭的な作品。この行進曲にはフランクフルト時代の自筆譜が残されており、神聖ローマ皇帝カール6世とエリーザベトの間に生まれた後継者レオポルトの誕生を祝う行事の一環として行われた射撃競技会のために作曲された可能性があると言われています。
管楽器のためのトリオ・ソナタ2曲は室内での演奏を想定したもの。各楽章にフランス語のタイトルが付けられ、優美な旋律と親密な掛け合いなどフランス的な特徴を持つ一方で、教会ソナタを思わせる4楽章形式や不協和音を伴う協奏曲風の緩徐楽章などイタリア音楽の特徴も併せ持っています。各国の音楽の特徴が組み合わされた繊細かつ強靭なテクスチャーはテレマンならではのものです。
2つのトリオ・ソナタの間に挿入されたメヌエット TWV:40:110 は、2つのホルンのための作品で、曲集『忠実な音楽の師』に収録されています。
現代古楽演奏のトップ・グループの一つであるオルフェオ・バロック管弦楽団は、テレマンの録音に関しては他の追随を許さないほど、多数かつ貴重な録音を発表し続けています。この録音のような管楽器中心の録音では、オルフェオ管楽アンサンブルと称し、同楽団の首席オーボエ奏者のカリン・ファン・ヘールデンが音楽監督を務めています。同楽団の主要メンバーの一人である倉林麻貴子がバスーンで、また、オーストリアを中心に活躍するマリンバ奏者で、世界的に珍しいマリンバ四重奏団「ウェーヴ・クァルテット」のメンバーでもある内山詠美子がパーカッションで参加しています。
(ナクソス・ジャパン)

ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):五重奏曲 Op. 1-3、ディヴェルティメントOp. 40、大三重奏曲 Op. 8
アルディンゲロ・アンサンブル(古楽器使用)

【ベートーヴェンと同時代を生きた「チェロのパガニーニ」ロンベルクの室内楽を古楽器で!】
チェロ奏者・作曲家のベルンハルト・ロンベルクは1767年、ミュンスター司教に仕える音楽家の家系に生まれました。「チェロのパガニーニ」と称賛されるほどの卓越した技巧を身につけたロンベルクは、この楽器の改良に大きく貢献し、新たな演奏技法も開拓しました。その演奏はベートーヴェンの創作にも大きな影響を与えたとされています。同様に優れたヴァイオリニストだった従兄のアンドレアスとは生涯にわたって共演し、多くの聴衆から喝采を浴びました。兄弟でボンのケルン大司教・選帝侯の宮廷管弦楽団に所属し、ヴィオラのベートーヴェンを交えて弦楽四重奏曲を演奏することもあったようです。ベートーヴェンとの交友はその後も続き、ベートーヴェンの交響曲第7番や「ウェリントンの勝利」の初演に楽団に加わったとされています。作曲家としては、数曲の交響曲に加え、自らの楽器であるチェロを中心とした協奏曲や室内楽などを残しています。このCDには、チェロを伴う3曲の室内楽作品が収録されています。
ト長調の五重奏曲は、アレグロとロンドの両端楽章の間に舞曲楽章と緩徐楽章を置く4楽章構成で、演奏時間30分ほど。5つの楽器がみなソリスティックに活躍し、古典派の協奏交響曲を凝縮したような趣があります。フルートと弦楽三重奏のためのディヴェルティメントは技巧的で華やかな旋律や抒情的で優美な旋律が次々と出てくる単一楽章のポプリ(メドレー)風の作品。各楽器の対等な扱いや、ピツィカートの効果的な使い方などが印象的です。大三重奏曲は、プロイセン王ルイ・フェルディナント王子の妹の夫でチェロを演奏したというアントン・ラジヴィル侯爵に献呈されました。時にヴァイオリンとヴィオラが伴奏に回ってチェロを引き立てる場面も見られます。
フライブルク・バロック・オーケストラやカメラータ・ケルンでフルート奏者を務めるドイツのヒストリカル・フルート奏者カール・カイザーが結成したアルディンゲロ・アンサンブルは、古典派やロマン派の室内楽を古楽器を用い、当時の演奏様式で演奏するアンサンブルです。ここでは、卓越した技巧と親密なアンサンブル、優れた音楽性で作品ごとに異なる個性を浮かび上がらせるすばらしい演奏を披露し、魅力あふれるロンベルクの室内楽作品を生き生きと蘇らせています。
(ナクソス・ジャパン)

ジョン・ヒングストン(1599/1606-1683):幻想曲を伴う組曲集
エコー・ドゥ・ダニューブ(古楽器使用)、クリスティアン・ツィンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&音楽監督)

【パーセルの偉大なる先駆。17世紀イギリスの作曲家ヒングストンの弦楽合奏組曲集】
1599年から1606年の間に、ヨークで生まれたジョン・ヒングストンは、父親が聖歌隊長を務めるヨーク・ミンスターの教会で音楽教育を受け、その卓越したオルガン演奏で第4代カンバーランド伯フランシス・クリフォードの目に留まり、伯爵の楽団の演奏家となりました。その間、1621年から1623年にかけてロンドンに送られ、宮廷オルガニストのオーランド・ギボンズの下で音楽教育を受けています。1643年に主君が死去してカンバーランド伯爵家が廃されるまで仕えていましたが、ピューリタン革命を経た王政復古後には英国宮廷に職を得て、死ぬまでその職を全う。生涯独身を貫き、音楽にすべてを捧げ、イギリスの音楽家の地位向上や音楽界の発展に尽力したとされます。教育者としても優れ、晩年のヒングストンの下からはジョン・ブロウやヘンリー・パーセルが出ています。現存するヒングストンの作品のほとんどは、オックスフォードに残された7冊のパート譜集に収められており、その大部分は様々な楽器の組み合わせによる合奏曲です。自由な形式による「幻想曲(fantazia)」の後に様式化された舞曲が続く構成を取り、特に幻想曲の部分にヒングストンの独自性が現れています。若きパーセルによるヴィオラ・ダ・ガンバ合奏による「ファンタジア集」には、ヒングストンの音楽の強い影響が指摘されています。
この録音では、当時のイギリスで室内楽の主流だった様々な音域のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を中心に、ヴァイオリンやオルガンを加えた形で演奏。当時としても珍しい編成だったというバス・ヴァイオル3本による組曲(トラック9-11)の深い響きは独特です。
古楽アンサンブル、エコー・ドゥ・ダニューブの名称は、17世紀後半のオランダで活躍したドイツのヴィオラ・ダ・ガンバの名手ヨハン・シェンクの曲集「ドナウ川のこだま」から採られています。創設者のクリスティアン・ツィンケは、ヤープ・テル・リンデン、ライナー・ツィパーリング、フィリップ・ピエルロに学びました。彼らはヨーロッパ各地の音楽祭に参加し、cpo、NAXOS、ACCENTなどのレーベルに数多くの録音を行い、高い評価を得ています。重要な作曲家ながらなかなか日が当たらなかったヒングストンの才能を現代に知らしめるエコー・ドゥ・ダニューブによるこの録音にご注目ください。
(ナクソス・ジャパン)

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