『激ロック』スペシャルコーナー【8月レコメンドアイテム】
掲載: 2026年08月27日 11:22

ELECTRIC CALLBOY / 『Tanzneid』
GENRE : ELECTRONICORE, POST-HARDCORE来日目前のELECTRIC CALLBOY
サプライズ満載の最新アルバムをドロップ!
我等がパーティー・ロック番長 ELECTRIC CALLBOYのアルバムも、ついに7作目! 改名以前は“伝わる人には伝われ~”的なノリも感じられたけれど、音楽に対する真摯な探求心と、人を傷付けないおふざけという徹底したブランド管理で、一段も二段もステップアップした印象だ。今作では、「Tanzneid」や「Elevator Operator」といった、超絶キャッチーで気持ち良くヘヴィな期待通りの楽曲だけでなく、THE OFFSPRINGをフィーチャーするだけでなくオマージュを随所に盛り込んだ「Let The Good Times Roll」、BABYMETALとのコラボレーションで抜群の相性を見せた「RATATATA」等、意外な切り口からもファンをワクワクさせてくれる作品となっている。
山本 真由【ライター推薦】
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MOTIONLESS IN WHITE / 『Decades』
GENRE : LOUDROCK, POST-HARDCORE結成20年を迎えた感慨が込められた
MOTIONLESS IN WHITEの7thアルバム
“Decades”と題されたMIWの新作は、結成20年を迎えた感慨が込められた作品だ。冒頭にシンボリックなシングル曲を配置して掴みを取る、というセオリーに反し、パワフルで感動的なメロディ・ラインの印象的な「Afraid Of The Dark」をアルバムの終盤に持ってくる構成にも、それが表れているように思う。楽曲の持つパワーを100パーセント活かすクライマックスに持ってくるということは、そこに至るまでの全体の勢いやストーリーを完璧に作り込んだという自信があるからだろう。あと、80年代の名曲、Corey Hartの「Sunglasses At Night」の意外な程忠実に再現されたカバーも彼等のキャラクターにフィットしていて、新たな魅力を引き出している。
山本 真由【ライター推薦】
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FIVE FINGER DEATH PUNCH / 『Legacy』
GENRE : GROOVE METAL結成20周年を経た5FDPが
レガシーを発展させ新たな時代へと引き継ぐ一枚
2025年には結成20周年を記念し、2部作の再録ベスト盤を発表した5FDP。自らの築いたキャリアを振り返った後に生み出されたこの10thアルバムは、まさに彼等のレガシーを発展させ、新たな時代へと引き継ぐための作品となった。ツーバスと硬質なリフが響き渡るアッパーなチューン、重厚なミドル・ナンバー、アメリカーナや感傷的なバラードといった5FDPの代名詞と言えるサウンドを網羅しつつ、シネマティックな要素も取り入れた楽曲は安心感と新鮮味の両方を与えてくれる。新たにタッグを組んだ、MOTIONLESS IN WHITE等を手掛けるプロデューサー Drew Fulkの手腕も大きそうだ。収録時間が歴代でも最短なのもあって、今まで敬遠していたという向きにもおすすめしたい。
菅谷 透【ライター推薦】
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MAYDAY PARADE / 『Sugar』
GENRE : EMO, POP ROCKポップで親しみやすい職人芸が詰められた
MAYDAY PARADEの3部作完結編!
昨年から続くアルバム3部作の完結編。ポップで明るい曲調の『Sweet』はピンク、エモーショナルな『Sad』は黒、そして壮大で包容力のある『Sugar』は白と、アートワークでイメージ・カラーが示されているが、実はその中央に活けられた花は『Sweet』は悲しげ、『Sad』は華やか、『Sugar』には毒々しさもあって、相反する心情が内側にあることが分かる。それら全てがMAYDAY PARADEの音楽性を示しているし、3部作が揃うことで初めて完成された1つの世界観を体験することができる。中でも、ラストの『Sugar』には、ポジティヴもネガティヴもひっくるめて温かなメロディで包み、甘い砂糖菓子のようにポップで親しみやすく仕立てた彼等の職人技が詰まっている。
山本 真由【ライター推薦】
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THE HU / 『Hun』
GENRE : FOLK METALモンゴル発“Hunnu Rock”の開拓者が放つ
世界で戦えるヘヴィ・ミュージック!
モンゴルが生んだ“Hunnu Rock”の開拓者、THE HUが放つ通算3枚目となる最新作。民族音楽と西洋のヘヴィ・メタルとの融合という次元はとっくに超越しており、馬頭琴やホーミーの独特な響きが、分厚いギターとリズム隊が生み出す勇壮なグルーヴの中で自由に舞い上がる様は、さながら大地を駆け巡るモンゴルの戦士たちの如し。聴く者を鼓舞し、時に哀愁を漂わせるメロディも聴き応え十分で、特に9分近い長尺曲「Universe」におけるドラマチック且つ壮大な楽曲展開も素晴らしい。アイデンティティを保ちながらもグローバルなヘヴィ・ミュージックとして世界で戦えるポテンシャルを持ったスケールの大きいサウンドが見事に実を結んだ強力な一枚である。
井上 光一【ライター推薦】
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MADBALL / 『Not Your Kingdom』
GENRE : HARDCORE期待を裏切らない王道のMADBALL節
NYハードコアの重鎮、記念すべき10枚目!
前作から約8年という長い沈黙を破り、NYハードコアの重鎮がシーンの最前線へと舞い戻ってきた。長きにわたり屋台骨を支えたベーシストの脱退という試練を乗り越え、38年にも及ぶキャリア史上、最長のスパンを空けながら生み出された本作は、通算10枚目という記念すべき作品でもある。絶対的なカリスマ Freddy Cricienによる嘘偽りのないリリックと唯一無二の叫びが、容赦なきアグレッシヴなギター・リフと絶え間ないモッシュを誘う強烈なグルーヴの上で爆発しており、トータルで約30分の全14曲に込められた王道のMADBALL節は時にメロディックなパートや耳に残るギター・ソロ等も盛り込みながらも、ファンの期待を裏切ることはないと断言してしまおう。
井上 光一【ライター推薦】
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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリー・マガジン、ポータル・サイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライヴ・イベント、25年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷/新宿/下北沢に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」、また渋谷にあるロック・ファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営等、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティヴ集団である。
