『激ロック』スペシャルコーナー【7月レコメンドアイテム】
掲載: 2026年07月29日 11:15

SUBLIME / 『Until The Sun Explodes』
GENRE : SKA PUNK, REGGAE ROCKSUBLIMEが復活!
30年ぶりのオリジナル・アルバム!
SUBLIMEが復活? しかも新VoのJakobはBradley Nowellの息子!? 90年代当時勢いのあったスカ・パンクや西海岸パンク・シーンの中でも異彩を放ち、唯一無二のレゲエ・ロックで圧倒的な人気を誇ったSUBLIME。フロントマン Bradley亡き後は、メンバーが別バンドで活動したり、SUBLIME WITH ROME名義で活動したりしていたが、SUBLIMEとして復活することはもうないと思っていた。30年ぶりのオリジナル・アルバムである今作は、チルで太陽の香りのするレゲエのグルーヴに、荒々しいパンクをチラつかせるという、あまりに“らしい”楽曲が詰まった一枚。偉大な父や過去作へのリスペクトを持ちつつ伸びやかに自己表現するJakobのヴォーカルも好感が持てる。
山本 真由【ライター推薦】
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ELECTRIC CALLBOY / 『Tanzneid』
GENRE : ELECTRONICORE, POST-HARDCORE来日目前のELECTRIC CALLBOY
サプライズ満載の最新アルバムをドロップ!
我等がパーティー・ロック番長 ELECTRIC CALLBOYのアルバムも、ついに7作目! 改名以前は“伝わる人には伝われ~”的なノリも感じられたけれど、音楽に対する真摯な探求心と、人を傷付けないおふざけという徹底したブランド管理で、一段も二段もステップアップした印象だ。今作では、「Tanzneid」や「Elevator Operator」といった、超絶キャッチーで気持ち良くヘヴィな期待通りの楽曲だけでなく、THE OFFSPRINGをフィーチャーするだけでなくオマージュを随所に盛り込んだ「Let The Good Times Roll」、BABYMETALとのコラボレーションで抜群の相性を見せた「RATATATA」等、意外な切り口からもファンをワクワクさせてくれる作品となっている。
山本 真由【ライター推薦】
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MUSE / 『The Wow! Signal』
GENRE : SPACE ROCKMUSEが誘う壮大なスペース・オペラへようこそ――
圧巻の10thアルバムで堂々帰還!
記念すべき通算10枚目のアルバムという節目において、イギリスが生んだ現代最強のトリオであるMUSEは新たな黄金期を迎えようとしている。むせ返る程に濃密なメロディが、迫り来るリフの応酬が、鉄壁のグルーヴを生み出すベースとドラムが、流麗なストリングスとうねるようなシンセサイザーが、MUSEが作り上げる大仰なまでにドラマチックな宇宙空間の中で渦を巻き、彼等にしかなし得ない即効性のある強力な作品を見事に作り上げているのだ。あからさまに「Plug In Baby」なTrack.4「Cryogen」等古くからのファンを喜ばせつつ、ジャンルを超越したMUSE節を徹頭徹尾貫く3人は、過去ではなく未来を見据えた音を鳴らしている。お見事!
井上 光一【ライター推薦】
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SLEEPING WITH SIRENS / 『An Ending In Itself』
GENRE : POST-HARDCOREオールドスクール&ニュースクールのエモが
交錯する8thアルバム!
古巣 Rise Recordsへの復帰作にして、TURNSTILEをはじめCITIZENやTITLE FIGHT等名だたるバンドを手掛けてきたプロデューサーのWill Yipと初タッグを組んだ8thアルバム。中性的なクリーンから獰猛なスクリームを武器とするVoを軸に、エモーショナルなギター・フレーズや焦燥感ある展開が際立つ、オールドスクールなエモ・サウンドは初期作を彷彿とさせる。一方で重厚なリフにラップ・ヴォーカルをフィーチャーしたTrack.5等、近作のモダンな要素も取り入れたアレンジは単なる原点回帰にとどまらないエネルギーが詰まっている。ポストハードコア・ファンのみならず、オルタナ/エモ系のリスナーもチェックすべき今年の重要作。
菅谷 透【ライター推薦】
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AUGUST BURNS RED / 『Season Of Surrender』
GENRE : METALCOREメタルコア・シーンのベテランとしての矜持が存分に発揮された
AUGUST BURNS RED約3年ぶり10作目のフル・アルバム
約3年ぶり10作目のフル・アルバム『Season Of Surrender』は、バンドが“ここ最近で最もヘヴィなアルバムだ”と語る通りの強烈な作品となった。型破りな展開や次から次へと襲い掛かるリフの応酬、テクニカルでドラマチックなソロといった魅力はもちろん健在で、その一つ一つがより高強度で磨き上げられているのがなんとも頼もしい。名盤3rdアルバム『Constellations』を思わせるメロデス・リフがふんだんに用いられているのも嬉しいポイントだろう。Mike Hranica(THE DEVIL WEARS PRADA)、Sean Harmanis&Alex Reade(MAKE THEM SUFFER)等ゲスト・ヴォーカルも豪華で、メタルコア・シーンのベテランとしての矜持が存分に発揮されている。
菅谷 透【ライター推薦】
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GAEREA / 『Loss』
GENRE : EXTREME METAL, BLACKENED METALCOREポルトガルの謎多き覆面エクストリーム・メタル・バンド GAEREA
重要な転換期となる音楽的な成長示した一枚
ポルトガル出身の謎多き5人組覆面エクストリーム・メタル・バンドによる最新作。ブラック・メタルの可能性を拡張した前作『Coma』(2024年)が高く評価されたことも記憶に新しい彼等だが、本作で示した音楽的な成長はバンドのキャリアにおける重要な転換期として、今後も語り継がれることとなるはずだ。もともと一定のジャンルに収まるようなバンドではなく、悲痛なエモーションが心を揺さぶるメロディにせよ、大々的に取り入れたモダンなメタルコア・サウンドが演出するある種の聴きやすさにせよ、ブラック・メタルにこだわるリスナーの間で賛否両論が巻き起こっているのも事実だが、本作の完成度を前にすれば些細なことであろう。まっさらな気持ちで聴いてみてほしい。
井上 光一【ライター推薦】
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FUTURE PALACE / 『Resurgence』
GENRE : POST-HARDCORE幅広い表現力持つ女性Vo&ドラマチックなポストハードコアで注目集める
ドイツ発の3人組 FUTURE PALACEの4thアルバム
ドイツ発の3人組、FUTURE PALACEの4thアルバム。クリーンからスクリームまで幅広い表現力を持つ女性ヴォーカルと、軽薄さのないエレクトロやニューメタルのヘヴィネスを取り入れたドラマチックなポストハードコアで注目を集めるバンドの最新作は、よりキャッチーさを磨きながらスケール感を増したサウンドスケープを展開している。日本のゲームから着想を得たというTrack.2や、Track.3のようにエモーショナルな歌メロを生かした楽曲だけでなく、壮大なアレンジが琴線に触れるTrack.10、アンセミックなTrack.11等、起伏に富んだ作品構成も聴き応えがある。自らの音楽性を深化させつつも、より広い支持を集めうるポテンシャルを持った作品だ。
菅谷 透【ライター推薦】
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THE PRETTY RECKLESS / 『Dear God』
GENRE : HARD ROCK, ALTERNATIVE ROCKTaylor Momsen率いるTHE PRETTY RECKLESS
変わらぬ情熱の温度と、大御所的な貫禄が感じられる最新作
Taylor Momsen、変わらないなぁ。衰え知らずのルックスだけでなく、ロック・ソングをかき鳴らすことへの渇望、初期衝動、そういう情熱の温度がずっと変わらない。ハスキーなヴォーカルが映えるパンクもセクシーなハード・ロックも迫力があって聴き応え十分なのだが、この作品で最もパワーを感じるのは、Taylor Momsenの歌唱力、存在感、それら全てが凝縮されたバラード曲じゃないだろうか。様々な喪失や苦難を乗り越え、達観した生々しい死生観のようなものが滲み出ている。ブルースやクラシック・ロックからの影響も濃く、ダイナミックな表現やレンジの広いメロディとアレンジからは、ロック・バンドとしての成熟というか、大御所的な貫禄が感じられるように。
山本 真由【ライター推薦】
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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリー・マガジン、ポータル・サイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライヴ・イベント、25年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷/新宿/下北沢に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」、また渋谷にあるロック・ファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営等、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティヴ集団である。
