インタビュー

必殺仕事人、ジョナサン“JR”ロッテムのキャリアをおさらい! その2

LETOYA 『LeToya』 Capitol(2006)
彼女のデビュー・アルバムに提供したのは、宮殿での舞いを思わせるようなパーカッシヴで妖艶なエスニック・ビートの“All Eyes On Me”。挑発的で危険な香りを見事に演出している。
(池田)

PARIS HILTON 『Paris』 Warner Bros.(2006)
お騒がせセレブの歌手デビュー作にも1曲でお呼ばれ。映画「グリース」のテーマをネタ使いしたキッチュな王道ダンス・ポップ曲“I Want You”にて、音楽業界を騒然とさせた。
(池田)

KEVIN FEDERLINE 『Playing With Fire』 Rein-carnate(2006)
Gユニット風ビートの“Lose Control”や“America's Most Hated”など3曲を制作。結果的にはブリトニー仕事に繋がったわけで、将を射んとすれば……の好例か。
(出嶌)

RICK ROSS 『Port Of Miami』 Slip N Slide/Def Jam(2006)
ショーン・キングストンのシングル“Colors”に参加したハスリン隊長の初作では、映画「スカーフェイス」のテーマ曲をサンプリングしたごっついファンク曲に関与。
(池田)

JOJO 『The High Road』 Blackground/Universal(2006)
ティーン・セレブの2作目で重量感のあるバラード“The High Road”を手掛ける。自分を励ます強い思いを引き立てる、情感溢れるサウンドメイク作りが深淵。
(池田)

THE GAME 『Doctor's Adovocate』 Geffen(2006)
コンプトンの猛者の傑作にて“Doctor's Adovance”、“California Advance”の2曲をプロデュース。ここでもドクター・ドレー系の哀愁を秘めたハードな重厚ビートが激ドープ。
(池田)

ASHLEY TISDALE 『Headstrong』 Warner Bros.(2007)
ヴァネッサ・ハッジェンスに続く「ハイスクール・ミュージカル」系の仕事。華やかな痴話ポップ“He Said, She Said”でのキャッチーな手捌きはネプチューンズばり。
(出嶌)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年09月06日 19:00

更新: 2007年09月07日 01:22

ソース: 『bounce』 290号(2007/8/25)

文/池田 貴洋、出嶌 孝次