インタビュー

INTERVIEW(3)――いかにおもしろいことができるか

掲載: 2010年05月05日 18:01

更新: 2010年05月05日 18:49

 

いかにおもしろいことができるか

 

――タイトル曲の“Sex on the Beach”もまたカッコ良いですよね。

まり「うん。それこそ私が言ってたみたいな、ベースとドラムが基調となってて、ギターもちゃんと上にいて、尺も3分ぐらいだし、キャッチーではあるし、でも、あんまり媚びてないしで、〈お、なんか、カッコ良く出来たな〉って思って。で、結構自分らにしては新しい雰囲気だったので、それがいいな、って思ったし、スタッフの人とかも〈これ、カッコ良いですね〉って言ってくれたから、〈よし!〉って。それと同じ感じで、〈キャッチーな曲作ろう〉って作った“ストロボ”が、やっぱりみんなに〈いいですね、シングルで出してみたいですね〉って言ってもらえて、じゃあ“ストロボ”はシングルで新しい挑戦だ、“Sex on the Beach”は〈つしまみれの新しいカッコ良さ〉だ、って。なんか、“桃だろう”とか“おばあちゃんのブラジャー”とかは相変わらずな感じというか、私たち、いまにも言い出しそうな雰囲気が漂ってるから(笑)、そういう意味でも『Sex on the Beach』っていうタイトルにして、その曲が1曲目に来てるっていうのは、冒険かも」

――ホントにイントロで引っ張られるというか。ギターのリフに続いてリズム隊が入ってきて……っていう。しかも重い。

まり「重々(おもおも)ですよね(笑)」

――ホントに(笑)。すっごいカッコ良いと思って。あと、ベースがファンキーになった気もするんだけど。

やよい「ああー。ファンキーな曲も好きだけど、なんでだろう(笑)?」

やよい_L
photo by saito mayumin

――“パンバスケット”とか“おばあちゃんのブラジャー”とか。

やよい「ああ、曲を作った場所の、ご飯食べてたレストランでファンクの曲がいっぱいかかってたからかもしれない(笑)」

みずえ「絶対それだわ(笑)。言ってたもんね。ジャズだったりとかファンクだったりとかがBGMで流れてて、〈この曲のここ、ちょっといいな〉とか(笑)。それでやよいがこう、合宿で個人練してる時とかに〈私、こういうフレーズを思いついた〉って持ってきたのが……“パンバスケット”もその時だったっけ? なんか、やよいが〈私、ベースラインから考えてみた〉みたいな感じで。たぶん、やよいのフレーズの動きのおもしろさが、いちばん基調となってる曲だと思うんですけど」

やよい「すごい、左右されやすいです(笑)」

まり「環境にね(笑)。“パンバスケット”とかも、ウルフルケイスケさんがカッコ良いギターを入れてくれたっていうのが売りではあるんですが、基本的に長野のバンガローに泊まってライヴをした時に、私がパンでできたパンバスケットを踏んだっていうだけの話なんですけど」

――新曲のお披露目ライヴで言ってましたね。〈お尻で踏んだ〉って(笑)。

まり「そうだ(笑)。〈(オペラ風に)お尻!〉っていうコーラスがすごいんだよ、みずえの」

みずえ「もうちょっと〈お〉ってちゃんと言えば良かった、って(笑)」

まり「結構レコーディングで後悔してるポイントが、その、おもしろいところの反省みたいな(笑)。いまも〈お尻〉の〈お〉をちゃんと言えば良かったとか、エンディングの〈フゥ~♪〉って歌い上げるところに対する反省とか(笑)。“桃だろう”の合戦のところの声入れとかもね。自分らが演奏した部分は結構オッケーって思ってて(笑)」

みずえ「いかにおもしろいことができるか、味付けができるか、みたいな(笑)」

まり「味付け、こだわったね(笑)」

みずえ「それをライヴで表現するのはすごい難しいんですけど」

――じゃあ、この間のお披露目ライヴからも、またアレンジが変わる感じですか?

まり「そうですね。“Nezumi Sensation”も日本語でやろうと思ってるし」

――そう言えば、珍しいですよね、英詞って。

まり「日本語詞だと、〈寝ずに●ィズニー〉っていう曲なんですけど。寝ないで●ィズニーランドに行ったら、幻想が見えた。〈着ぐるみのチャック〉とか、みたいな歌なんですけど、●ィズニーは厳しいってことで(笑)」

――ああ、まあ、ね(笑)。

まり「それで伏せましょう、ってことになったんだけど、でもサウンドはすごいカッコ良く出来たんで、じゃあいっそ英語でいきます、って。英語の詞は“HYPER SWEET POWER”以来なんですけど、私あんまり、英語だけで歌うのは好きじゃないので、日本語英語っていうか、自分の知ってる単語で、辞書は引かずに、みたいな感じで(笑)。ねずみが好きで狂乱してる女の子の歌にしました。アルバムは英語だけど、ライヴは日本語で。ライヴでしか聴けないっていうのもいいかなって思って」

 

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インタヴュー・文/土田真弓