インタビュー

INTERVIEW(1)――モロにドス黒なヒップホップ

 

モロにドス黒なヒップホップ

 

RAMB CAMP_A1

 

福岡天神の親不孝通りを拠点に、かの地を代表する日本語ラップ・アクトの一つとして活動の道を開いた RAMB CAMP。彼らの強固な世界観は、ファースト・アルバム『BOLD AS RAMB』において、BUDDHA BRANDにも通ずるソウルフルなヒップホップ的ロマンティシズムとしてはっきり形になっていた。だが、グループはそこにとどまることをよしとしなかった のだ。その後DJ が去り、FREEZとBIG FACEの2MCとなったRAMB CAMPは〈新たな何か〉を求め、レギュラー・パーティーとライヴを続けた(FREEZが、いまや時の人ともなったOLIVE OILとのユニット、EL-NINOで発表したアルバム『People Called El Neetpia』とライヴの動きもそこに含まれるだろう)。そんな2人の前にDJ/トラックメイカーのMAKOTOが現れる。「出会うべくして出会って、 当然意気投合」(DJ MAKOTO)した3人が、新生RAMB CAMPとして行動を共にするまで時間はかからなかった。

「ある日FREEZから〈荒削りやけど俺らに合うトラックを作る奴がおる〉と言われて会ってみたら凄いおもしろい奴で。それまでは〈もうDJ要らねえ!〉って言ってたけど、すごいウマが合った」(BIG FACE)。

「先輩後輩のしがらみもなく、とにかく新鮮だった。(DJ MAKOTOは)俺たちになくて必要な要素を持ってたし、モロにドス黒なヒップホップが好きな感じも気が合ったんですよね」(FREEZ)。

 

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掲載: 2010年05月12日 18:00

更新: 2010年05月12日 18:04

インタヴュー・文/一ノ木裕之