INTERVIEW(5)――転んでも起き上がる!
掲載: 2010年07月07日 18:00
転んでも起き上がる!

――ただ、そのしっとりした空気を、最後の“I Believe”で、いつものBROWN SUGARの男勝りな感じに戻すっていう(笑)。
NAT「そうなんです、よくぞ気付いてくれました」
KAZ「まさにそこがポイントなんです。そこまでいっといて、やっぱりBROWN SUGARに戻るという。いつもの、自分を信じて前向きに走っていくBROWN SUGARで終わりたいっていう気持ちがあって。だから、そこに気付いてもらえると、ものすごい嬉しい」
NAT「アルバム前半は強がってたり、かっこつけてたりして、中盤から〈でも、実はこんな弱いところがあって……〉ってなってるんですね。で、〈なるほどー〉って思ってもらって、最後に〈でも自分のこと信じていくから!〉みたいな。そういう流れになってるんです」
——この終わり方がこだわりだと。
KAZ「そう。今回のアルバムのライヴでも、弱い部分は見せるけど、絶対そこだけでは終わらないというか。ただでは転ばない、転んでも起き上がる!みたいな、そういうメッセージは絶対必要だと思ってるんですね。なので、そこはこだわりを持っていて。最後は絶対にアゲて終わるっていうのがBROWN SUGARのスタイルだと思います」
――では、最後に。本作のイントロには2羽のカラスが鳴き合う音が入っていますが、今回のアルバム作りを通じて、それぞれ相手に惚れ直したところはどこですか?
KAZ「NATってすごい歌が安定してるんですね。私って感情の波も激しいし、歌もすっごい良いテイクが1個録れたら、その次できなかったりとか、波があるんです。それに比べてNATはずーっと同じものが何回もできるんですよ。そういう全然違うテイストがひとつになってBROWN SUGARになってると思うんですけど、そのベースがなくなっちゃうと何もできないなって思っていて。改めて、そのドシッとした安定感には惚れ直しましたね」
NAT「私は今回結構惚れ直すところがあって。実は制作期間中に何回も風邪とかひいちゃったんですよ、あり得ないくらい(苦笑)」
KAZ「呪われてたんだよ、あれは(笑)」
NAT「今年の2月が制作期間で、ひと月のうちに3週間くらい寝込んでたんですよ。で、もうやばい、制作期間なのに、っていうときにKAZがスタジオにこもって全曲のベースを作ってくれて。だから今回のアルバムはKAZがいなかったら生まれてなかったっていうくらい(笑)、本当によくやってくれて」
――それは惚れ直したというか、感謝ですね(笑)。
NAT「ホント。もともとKAZはリーダー気質でテキパキしてるんですけど、今回はいちばん忙しい時期にひとりでそれをやってくれて。文句ひとつ言わずに」
KAZ「いや、文句は言ってたよ、〈なんでスタジオに出てこないの?〉って(笑)」
NAT「〈体調管理ちゃんとしなきゃダメじゃん!〉ってね。で、こっちは〈ごもっともでございますぅ……〉って(笑)」
――じゃあ、今後KAZに足を向けて寝られないですね。
NAT「はい、ホンットにありがたかったです!」


