インタヴュー②「自分じゃないコスプレをしているような感覚で行けばいいんです。」
「自分じゃないコスプレをしているような感覚で行けばいいんです。」
― スナックは常連客ばかりなの?
「本当に同じメンツしかいないね、僕が通ってるところは。
常連さんの名前を知らないけど、その人の得意な曲であだ名をつけたりするのが
面白い(笑)。院長とか、82歳のおばあちゃんとかも毎日通ってる。
あそこは人生劇場だから。」
―存在にとても深みがありますね。
「面白いよ。若い人が、人間の研究材料としてスナックに飛び込んで行くのは
良いことだと思いますよ。人間に深みが出る。」
―スナック初心者にアドバイスを!
「会員制と書いてある字にこだわらないことですね。
あれはお店のテクニックで、変なお客さん対策だから。
特に気にせず、入るときも『どうも』って頭をペコって下げて入れば大丈夫。
後は、自分を空気に溶け込ませていくだけです。女性1人で行ったらモテモテだよ。
自分じゃないコスプレをしているような感覚で行けばいいんです。色んな楽しみがありますから。
まずは、スナック「玉ちゃん」で勉強しましょう!」
■ PROFILE…玉袋 筋太郎(たまぶくろ すじたろう)
1987年にお笑いコンビ 【浅草キッド】を結成。
お笑い界イチのスナック愛好家であり、スナックの啓蒙活動を行っている。
スナック・ブームの火付け役となったバラエティ番組「スナック玉ちゃん」では
その熱い想いを視聴者に届け、多くのスナックユーザーから支持を得ている。
TOWER THEATER
2011/1/20号より掲載