"E"volutionの軌跡――(1)
M.O.S.A.D. 『THE GREAT SENSATION』 MS(2002)
全国区での知名度が先行していたTOKONA-Xを中心に、豪放なノリで駆け上がる極太盤。多くのトラックをプロデュースしたEqualはすでに裏方気質も覗かせる。“SWEEPERS”には無名時代のAK-69も客演。
Equal 『Get Big "The Ballers"』 HARLEM(2004)
ちょうどTOKONAのソロ作と同時期に出たのも感慨深い、記念すべきファースト・アルバム。セルフ・プロデュース路線もそのまま極めつつ、グループの時とはまたノリの違うタフなラップでキッチリ主役を張る。
Equal 『THE ROCK CITY -M.O.S.A.D.'S TOWN-』 コロムビア(2005)
ミニ・アルバム『ごうだつゲーム』を経ての、メジャーでの初フル作。般若やAnarchyも招きつつ、表題通りの街案内さながらにBALLERSら地元の仲間を世に出す意図も見える。KEISHIの参加も。
Equal 『7 DAYS』 コロムビア(2006)
前作から続けて参加したJAY'EDをはじめ、YA-KYIMやHI-Dなど華やかな歌のゲストを迎えて、全体の起伏もよく練り込まれた聴きやすいアルバム。ライヴ音源を用いた“M.O.S.A.D. is forever”でシメる構成もアツい。
"E"qual 『KING & QUEEN』 コロムビア(2007)
BALLERSでのリリースも並行していたからか、Foxxi misQやnobodyknows+の面々も招いて過去最高の振り幅を用意したハード・ポップな大作! 般若やMACCHO、AKらをM.O.S.A.D.で迎え撃つ仕掛けも凄い。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2011年10月25日 22:00
更新: 2011年10月25日 22:00
ソース: bounce 337号(2011年10月25日発行号)
ディスクガイド/出嶌孝次